FC2ブログ

京王八王子 美ささ苑

191108_1711~02

191108_1717~03

191108_1722~01

191108_1718~01

191108_1705~01

191108_1717~05

191108_1717~06

191108_1718~02美ささ苑 八王子

191108_1717~04

191108_1708~01

191108_1730~01

191108_1739~01美ささ苑

191108_1656~01美ささ苑
本格懐石料理が楽しめるよしうお77

京王八王子駅から歩くこと約12分、北大通りから路地に入った住宅街にある(美ささ苑)は千利休ゆかりの茶室「獨楽庵」を移築復元した料亭。
細い石畳路地奥の玄関は京都のようだ。
木のカウンターは柾目銘木ではない厚い節板なのが緊張感をやわらげる。
料理は3800円からのコースのみ。
お通しは、鮟鱇とキャベツを合わせた小鉢で、赤のミニトマトがちょこっとのる。
「野菜と海老しんじょうのお碗です」
金と黒の豪華な蒔絵柄の碗は、小さな品ですが力作ですよと言っているようだ。
届いた刺身は三種盛り。
鯛はコリコリ腹身で鮮度よし、ホタテは甘く、鮪は上等。
「夜善3800円」は立派なコースで、食べ終えると酒も三合みごとに空になっていた。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
サービス料あり。
ゆしま4
シャーベット440円
特製鯛茶漬け「追加の場合」1650円
柔らか~い松阪牛の一品2300円
ハイボール サントリー山崎880円
ビール「キリンラガー・アサヒスーパードライ」880円
燗酒「越乃影虎 本醸造 新潟」900円
いいちこ「麦」30度フラスコボトル720ml5900円
「営業時間11:30~15:00・17:00~22:00【日】11:30~16:00/月・火休」
スポンサーサイト



銀座 三石

191105_1704~01三石 銀座

191105_1704~02三石 銀座

191105_1657~01三石 銀座
師匠の遺伝子ew_icon_a52.gif

銀座六丁目の数寄屋通りにバー(三石)がある。
バーテンダーは師匠のもとで修業し、一本立ちしてゆく。
銀座のバーにもその世界がある。
マスターの師匠は、あの秋田川反通りの(ル・ヴェール)の佐藤謙一氏。
マスターは(ル・ヴェール)に五年いて、その後、平成二十一年に閉店した銀座(ジンクス)で店をまかされた。
マスターはバーの世界に入り、名古屋で仕事して銀座を志した。
運よく(ル・ヴェール)に入ったが、三ヶ月は試用期間ときき、「三ヶ月みてダメでしたらクビにしてください」と見得を切った。
三ヶ月過ぎた佐藤氏の言葉は「お前、本当にバーテンダーやってたのか」。
それからは言葉遣い、目上の人への態度、歩き方まで厳しく直された。
肝心の酒は「見て覚えろ」。
やがて「作ってもよし」となったがそのほうがきつかったそうだ。
マスターは気配りのある明朗陽性の人で、こんな修業話をしても雰囲気が堅くならないところがいい。
そこがバーテンダー、それも難しい客の多い銀座のバーテンダー、いやこれこそが師匠仕込みなのだろう。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間17:00~翌2:00【土】17:00~23:00/日・祝休」

銀座 すゞの樹

191028_1956~01

191028_1959~01

191028_1954~01すゞの樹 銀座
銀座に軍服バーありew_icon_a52.gif

軍服でカウンターに立つバーが銀座にあるという。
銀座七丁目、並木通り沿いの雑居ビル六階にあるバー(すゞの樹)の扉を開けた。
迎えたマスターの軍服は、タイトな黒地詰襟に金ボタン、赤の縁取り、金糸の盛大な肩モール、胸には階級章・勲章がいっぱいの派手な礼儀服で、軍放出品の戦闘服あたりを想像していた私は虚をつかれた。
「これはイギリスのものです」
「へー」
やせ型のマスターのストレートな髪型によく合う。
工事現場の鉄の足場のカウンターの室内はカラオケスナック風でもある。
ことの是非はともかく、男の若いときは誰しもカーキ色の戦闘服を着てみたくなる。
非常な機能一点張りが男心くすぐるわけだが、ここは各国の儀典礼装まであるというから博物館級だ。
それもそのはずマスターは軍事衣裳の専門家で、かのクリント・イーストウッド監督【硫黄島からの手紙】〔'06〕では日本軍の衣裳を担当した。
この傑作はアメリカ映画にしては日本軍の衣裳、道具がまったく不自然でなく感心したが、この人がやっていたのか。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間18:00頃~翌2:00頃/土・日・祝休」

銀座 FAL

191105_1804~01銀座 Fal

191105_1805~01

191105_1812~02
オールドボトルの味わいew_icon_a52.gif

銀座八丁目の信楽通りに(FAL)「ファール」と中世文字のような看板がある。
ゲール語で「真髄」を意味するとか。
細い急階段を上り扉を開けると、木のカウンターが横に延び、酒棚の木も厚い。
「木はすべてポプラです」
カナダ産ポプラは軟らかく加工しやすいそうで、カウンターへのグラスの当たりも、丸椅子の座も硬さを感じない。
きちんと整えた髪にネクタイ、糊のきいた襟なし純白バーテンダーコートのマスターは薬剤師のようだ。
そもそもバーテンダーは薬剤師に起源があるとも言われ、これはオーソドックスなスタイル。
ここを訪ねたのはオールドリキュールのおもしろいものがたくさんあると聞いたからだ。
“液体の宝石”リキュールの歴史はヨーロッパ中世の薬草の強壮効果に始まる。
リキュールは趣味性が高いだけに瓶も凝り、同じ会社の同じ酒でも刻々とデザインが変わり、オールドボトルはガラス瓶芸術の風格がある。
数十年も前、遠い異国で収集した果物や薬草を調合、封印した酒を今、銀座で味わう。
これは酒の愉しみの真髄だ。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間18:00~翌2:00/日・連休祝休」

東銀座 八蛮

191105_1740~01

191105_1740~02

191105_1731~01八蛮

191105_1730~01八蛮 東銀座

191105_1726~01八蛮 東銀座
銀座の洋風居酒屋ew_icon_a401.gif

(八蛮)と書いて“はちばん”と読む。
歌舞伎座近くの銀座二丁目の赤看板は安いチェーン居酒屋のようだが、中に入ると驚く。
大きな机が並び、葭簀がけの天井から細長い競槽用ボートが吊り下がる。
隅にはどさりとオールが立て掛けられ、いろんな物が雑然と重なり、洗濯物でも干せば夏のボート部合宿所のごとしだ。
その中でアサヒビール、サッポロビール、キリンビール、ニッポンビールの白いホーロー看板が異色だ。
大柄のマスターは単身ヨーロッパを放浪し、ついでに料理を覚え、友人の店を手伝ったあと、ここを開いた。
「合宿所みたいですね」
「そうだよ、あははははは」
おまかせ料理、酒、ビール飲み放題四千五百円「単品注文も可能」からで、気のおけない大勢の集まりに重宝されているが、忙しいと料理運びや空き皿下げを手伝わさせる合宿システム。
マスターはドイツのブルワリーを巡って、ビールは「つくって飲むもの」と知り、ダメもとで醸造申請すると許可がおり自家製ビールを出すようになった。
ゆしま3
メニューはない。
「営業時間17:30~23:00/土・日・祝休」

銀座 煙事

191105_1828~01煙事

191105_1820~01

191105_1823~01

191105_1817~01煙事 銀座
うるさ方にささやかれるダイニングバーew_icon_a52.gif

夜の銀座が美しい時間になった。
東京メトロ銀座駅A2出口から歩くこと約6分、銀座八丁目の金春通りに面した雑居ビル一階に(煙事)がある。
高い天井、黒基調の店内は茶色の木のカウンターがアクセント。
ここの燻製は軽井沢の工房でつくる自家製だ。
燻製盛り合わせはベーコン、ゆで玉子、オリーブ。
さてこれに酒はなにを合わせようか。
注文したアードベックのハイボールは独特のスモーキーさが燻製に合う。
(煙事)のオーナーは赤坂にも店を持っている。
あるときアメリカの元大統領、ビル・クリントンが任期を終えたあとに来日した折りに、アテンドしたエージェントが赤坂の店の常連で、いつも食べている「フォアグラと黒トリュフのオムレツリゾット」をクリントンに食べさせたいとオーナーに相談。
オーナーはホテルに出張し、料理したところクリントン氏は大喜びし、その後出したエッセイ本にコメントがのったそうだ。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間11:30~15:00・18:00~翌3:00【土】18:00~翌0:00/日・祝休」

銀座 BAR ORCHARD GINZA

191028_1806~01

191028_1807~01オーチャードギンザ

191028_1759~01オーチャードギンザ
銀座の夫婦バーew_icon_a52.gif

銀座六丁目の外堀通りに面したビル7階に(BAR ORCHARD GINZA)「バー オーチャード ギンザ」がある。
銀座バー街のまんまん中だ。
木の扉を開けると、こぢんまりした白く清潔な店内。
カウンターはじめ、要所に使われた木に温かみがある。
簡単に酒瓶を並べただけの棚が初々しい。
「いらっしゃいませ」
「ブラッディマリーを」
マスターが黙って用意を始めるのを奥さんが「しっかりね」というように見つめる。
トマトジュース、ウォッカなどを注ぎ、塩の泡を入れてでき上がった。
「お待たせしました」
クイー。
すっきりとバランスよく、なによりもコクがある。
「これは、おいしいですね」
二人からほっとした笑みがこぼれた。
アルバイトで恵比寿のバーに勤めていたマスターは銀座のバーに憧れ、銀座にバーを持ちたいと思うようになった。
しかし親は猛反対。
ホテルであればと神戸ホテルオークラに就職。
結婚を機に、欠員があったオークラのフロントに奥さんを紹介して、めでたく採用。
神戸時代の二人の合言葉は「銀座」。
その後覚悟を決め独立した。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間18:00~翌0:00/日・祝休」

銀座 Doulton

191028_1719~01ダルトン

191028_1720~01ダルトン

191028_1716~01ダルトン 銀座
銀座の奥深いバーの魅力ew_icon_a52.gif

次はいかにも往年の銀座らしいバーにゆこう。
東京メトロ銀座駅から歩くこと約3分、外堀通りに面した雑居ビル4階のオーセンティック・バー(Doulton)「ダルトン」だ。
「いらっしゃいませ」
マスターが迎えてくれた。
大柄な体躯を包む襟タキシードシャツは、胸ひだ付きのダブルカフス。
ブラックタイにサスペンダー。
ベスト・バーテンダー・スタイル賞があったら、ぜひ第一号に推薦したい堂々たる押し出しだ。
古く瀟洒な貴族の館のような店内。
銀座の奥の奥にはこんなところがあるんだと目を見はった。
よろしいですか、とことわって隣の客はパイプに火を入れた。
パイプはデンマークが良いが、葉は断然イギリス。
重厚なバックバーの真ん中には、ハロッズで買った白スーツ・白パナマ帽のチャールズ像が置かれる。
店名は英国王室御用達磁器のロイヤルドルトンから。
このバー空間がこよなく好きという隣の客は、英国紳士の趣味を極めた人だろう。
銀座の奥深いバーに、ゆったりとパイプの燻煙が漂っている。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間17:00~翌2:00/土・日・祝休」

銀座 Dolphy

191028_1820~01ドルフィー 銀座

191028_1814~01ドルフィー
銀座の奥深くの前衛派バーew_icon_a52.gif

銀座のバーには特別な魅力がある。
東京メトロ銀座駅から歩くこと約3分、数寄屋通りに面した雑居ビル地下1階にあるオーセンティック・バー(Dolphy)「ドルフィー」に入った。
カウンター数席、暗めの照明の典型的な銀座の小バーだ。
ここに入ろうと思っていたのは店名からだ。
【ドルフィー】とは60年代に登場し、36歳で没したモダンジャズの偉大なプレイヤー、エリック・ドルフィーにほかならないだろう。
私は一時期熱中して聴きこみ、CDはほとんど持っている。
「そうです。ここを開くとき、オーナーがジャズ界におけるドルフィーのような位置に立ちたいと思って名付けたそうです」
ドルフィーは伝統ジャズをしっかり学んでアバンギャルドに挑み、オーネット・コールマンやチャールズ・ミンガスら前衛の闘将と競演しながら独自の世界を創った。
その自伝の一節「暇さえあれば練習また練習」を、オーナーもカクテルで見習っているという。
オーナーに会ってみたい。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間18:00~翌3:00/日・祝休」

東銀座 TARU

191028_1902~01

191028_1903~01たる

191028_1859~01銀座TARU
昭和28年創業の老舗パブリックバーew_icon_a52.gif

東京メトロ東銀座駅A1出口から歩くこと約3分、銀座三原通りに面した雑居ビル4階にパブリックバー(TARU)「タル」がある。
「いらっしゃい、なににしますか」
パブリックバーにくどくどしい迎えの挨拶はいらない。
創業者は(TARU)を始めるにあたりアメリカの酒場を視察し、インテリアデザインに渡辺力、剣持勇を起用した。
どちらも日本の工芸、インテリアデザインを世界に発信した巨匠で、バーといえばヨーロッパ調だった時代にアメリカのモダンデザインに注目したセンスがいい。
開店当時ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝は(TARU)を訪れ、ぜひ私のウイスキーを飲んでくれと頼み、ハウスウイスキーはニッカになった。
創業当時の店は再開発により移転。
現在の場所に店を構えたのは平成25年。
昔からの常連客の中には往時を懐かしむ人もいるそうだ。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
チャージあり。
ゆしま4
スーパーニッカ800円
竹鶴900円
ジントニック900円
余市1000円
宮城峡1000円
カネマラ1000円
「営業時間18:00~翌1:00【土】18:00~翌0:00/日・祝休」

渋谷 味宏

191105_1934~01

191105_1922~01

191105_1923~01

191105_1947~01

191105_1914~01味宏 渋谷
女将が一人で賄う大都会の居酒屋よしうお77

京王井の頭線渋谷駅から歩くこと約三分、ウェーブ通りの坂の上に居酒屋(味宏)がある。
中のおかあさんは開店からここに立ち、いろんな客を見てきた。
燗酒の徳利は昔風の模様が小粋。
あまり見られなくなった磁器の一合徳利で、燗酒はこれで燗するのが一番うまい。
盃も野望な陶器のぐい飲みではなく、さっぱりとした磁器の平盃。
品書に「ぬた」がある。
江戸っ子はぬたが大好きだ。
さっと湯通しして、味噌と芥子でエイヤとかきまぜ一丁上がりは、いかにもせっかちな江戸っ子好み。
魚介ブツでも入ればご馳走だ。
そのエイヤを洗練させたのが(味宏)のぬただ。
味噌に葱とタコの緑白が美しい。
葱のシャキ、明石タコの旨味、しょっぱすぎず甘すぎず、ツンとくる辛みはキリッと洗練され、風格をたたえる。
古きよき渋谷の地元に根づいた家庭の温かさ。
そんな幸福感が店をつつんでいる。
ゆしま3
メニューに値段表示なし。
飲み物メニューなし。
ゆしま4
塩鮭焼
酢のもの
鯵のひらき
カツオ刺身
明石の真タコ
カレイの一夜干
「営業時間18:00~翌1:00/日・祝休」

浅草 釜めし むつみ

191105_1519~01むつみ 浅草

191105_1507~01

191105_1511~01

191105_1527~02

191105_1508~01

191105_1500~01浅草 むつみ

191105_1526~01むつみ

191105_1533~01

191105_1454~01むつみ 浅草
観光客で賑わう釜めし酒場よしうお77

つくばエクスプレス浅草駅から歩くこと約9分、観音裏の(釜めし むつみ)は玄関戸を開けるといきなり畳座敷で、小卓の座布団に座った。
大きな招き猫、押絵羽子板、花瓶。
座敷隅に置いた座り机の帳場台がいい。
秋の夕方、燗酒を昔ながらのお猪口に注いだ。
肴は煮物盛り合わせ。
近所から子供の遊ぶ声が聞こえる。
都会暮らしから逃げるように来た私は本来の居場所をみつけたのだろうか。
繁盛する店で、予約電話がどんどん入り、今夜は閉店を30分延ばすと言っている。
煮物盛り合わせで燗酒を飲み、一人用の小釜に釜めしの炊き上がるのを待つ。
そして炊き上がった釜めしを、含むように食べて仕上げる。
浅草は中高年男と女性の二人連れが多く、自分の娘でないのは話しぶりでわかり、といってわけありというほどでもない。
またおばさん同士でビールも普通の光景。
連れた子が外に遊びに出てゆくのを止めもしない。
その片隅で飲む酒はこころ休まった。
ゆしま4
もずく酢500円
揚げ出し豆腐500円
しめじ1000円
まぐろ1500円
酎ハイ400円
八海山 本醸造1合700円
「営業時間11:30~15:30・17:15~22:00/水・隔週火休」

銀座 bouquet bouquet

191028_2033~01

191028_2016~02

191028_2022~01ブーケブーケ

191028_2012~02ブーケブーケ
銀座並木通りの隠れ家バーew_icon_a12.gif

しっとりした並木通りの銀座七丁目。
ここは銀座でも品も格もお値段も、最も高い一流店のあるところ。
気を引き締め、服装を正してエレベーター乗った。
六階のバー(bouquet bouquet)「ブーケブーケ」に入った。
横長の店内はカウンターと小さなコーナーのみ。
ゆったりした総革の椅子。
艶のあるワインレッドのカウンター、だれもがイメージする、銀座の大人が寛ぐ、ひっそりしたバーだ。
ここはバーだがほとんどの客はワインを飲むと聞いた。
「泡をお願いします」
「はい、わかりました」
注がれたローラン・ペリエ・ブリュットLPを含むと爽やかな酸味がきて、セクシーさが覗く。
ここは銀座の若旦那衆が仕事を終えてやってくると聞いたが、銀座人の隠れ家の雰囲気がある。
ゆしま3
コストパフォーマンスは望めない。
メニューに値段表示なし。
飲み物メニューなし。
チャージあり。
ゆしま4
チリコンカン
ジャーマンポテト
アンチョビオリーブ
タコのカルパッチョ
トリッパのトマト煮込み
マッシュルームのサラダ
「営業時間18:00~翌2:00【土】18:00~翌0:00/日・祝休」

東銀座 わいん厨房たるたる

191028_1916~01わいん厨房たるたる

191028_1916~02わいん厨房たるたる 銀座

191028_1913~01
じっくりワインをew_icon_a12.gif

男がひとりでワインバーに入るのはちょっと気が引ける。
ワインの知識はないし、ひとりで一本飲んで帰るのも、恋人もいないみたいで、楽しいのか、淋しいのかよくわからない。
などとぐずぐずしている私だが、男客のほうが多い店があると聞き、銀座八丁目花椿通りに面したビル二階の(わいん厨房たるたる)に入った。
保冷庫にはワインがぎっしり詰まり、ほかに飾り気もなしの男っぽい店だが、穴倉的な暗さはなく明るいのが気持ちよい。
「いらっしゃい、なににしますか」
挨拶も単刀直入。
ワインリストにはたくさん並んでいるが、値段のほかに判断する知識がない。
さて。
「スカッと飲み口のよい、泡を」
「わかりました」
スイー……。
最適な冷え具合の爽やかさに、ほのかな酸と甘み。
テーブルの男二人客はリスト首っ引きで飲み較べ。
かしこまったレストランよりも、この台所感覚がワインを素直に愉しませているようだ。
ゆしま4
オリーブ2種盛り418円
ラタトゥイユ748円
鶏の白レバームース748円
煮込み木の子の冷製748円
田舎風パテ968円
グレイス・グリド甲州4400円
「営業時間18:00~翌2:00【土・日・祝】15:00~翌2:00/無休」

銀座 くに

191028_2102~01

191028_2102~02くに

191028_2059~01くに 銀座
花ざかりのバーew_icon_a52.gif

銀座のバーといえば多くの人は、きれいなママさん相手に軽口叩きながら高級ウイスキーを飲み、見送られてご機嫌でお帰り、とイメージする。
実際そうだろうが、私は女性のいないカウンターでバーテンダー相手に一人でカクテルを飲む不調法派だ。
でも人に連れられ、最近一軒女性のいる(くに)を知った。
「うちは女の子に恵まれています。きれいな女性がいればお客さんが来てくれますし」とマスターがいう。
それはまことにそのとおりでございます。
常連の紹介で劇団民藝の若手女優がアルバイトにくるようになり、(くに)は美人がいると評判になったそうだ。
銀座のバーでアルバイトする女優の卵、これほどヨイものがあろうか。
ではさっそく。
「君はバイト?」
「はい」
「聞いていいかな、本業は?」
「行政書士です」
ははー……。
かつて女性弁護士もいたという。
銀髪の紳士が女性をからかい、笑い声が絶えない。
彼もまた、(くに)の客であることに誇りがあるようだ。
うーん、男ならこういう飲み方もできなくては。
よーし、常連になろうっと。
ゆしま3
メニューはない。
チャージあり。
「営業時間18:00~翌0:00/土・日・祝休」

下北沢 酒肴みうら

191031_1712~01

191031_1704~01

191031_1656~01酒肴みうら 下北沢

191031_1726~01

191031_1655~01

191031_1717~01

191031_1650~01
豊穣を祝い自然の恵みを味わう秋の居酒屋よしうお77

下北沢駅から歩くこと約六分、代沢三差路交差点のすぐ近くの茶沢通り沿いに居酒屋(酒肴みうら)がある。
日本酒が本当にうまく感じるようになるのは秋だ。
日本酒の「秋あがり」とは、春先にできた新酒が夏を越して、味がのってきたことを言う。
十月一日を「日本酒の日」としているのはそのためだ。
秋は収穫のとき。
魚は脂がのり、野菜は茄子がうまくなる。
焼いて良し、煮て良し、味噌炒め良し、漬けて良しの万能だ。
さらに山の収穫はキノコ。
松茸は値が張るが外国産で結構。
それよりも各地で名前が異なる地キノコこそファンは珍重する。
そういうわけで「食欲の秋」。
酒はもちろん燗酒。
今こそじっくりと「秋あがり」を温めて。
いにしえの人も言った。
【林間に酒を煖めて紅葉を焼く】と。
当店は酒も魚も野菜も旬の味が楽しめる。
この時季の居酒屋こそゆっくり「自然の恵み」を味わおう。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
焼茄子600円
生のり佃煮600円
北寄貝1900円
穴子天ぷら2000円
アサヒビール620円
母情840円
「営業時間17:00~23:00/水休」

下北沢 燗味処

191031_1757~01

191031_1804~01

191031_1748~01

191031_1749~01

191031_1810~01

191031_1741~01燗味処 下北沢
東京の新しい居酒屋の魅力よしうお77

下北沢駅近く、あずま通り沿いの地下に(燗味処)がある。
さまざまな飲食業のなかで、いま居酒屋は最も人気があり安定した業態だ。
ワインで味わうフレンチやイタリアンが、おしゃれで憧れだったのも一段落して特別なことではなくなった。
さらに中国や韓国、エスニックなど日本ほど世界中の食を日常的に楽しんでいる国はないだろう。
されば原点帰りで居酒屋だ。
ドイツのビアホール、イギリスのパブ、フランスのカフェ、イタリアのバール、アメリカのバー。
毎日の生活にほっと一息つく酒場はどこの国にもある。
日本では居酒屋がそれにあたる。
当店はエスニック料理と燗酒にこだわる。
佳き酒、佳き肴は、主人の誠実さのたまもの。
老舗への道を歩む、若き居酒屋との出会いは、嬉しく、大事にしたいものである。
下北沢に数ある居酒屋の中で、2019年開店の若い店ではあるが、今後「老舗」になっていきそうな気骨のある居酒屋だ。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
もずく酢350円
坦々春巻400円
栗の紅茶煮500円
燗味処のヤムウンセン800円
サントリー角500円
生レモンサワー650円
「営業時間17:00~翌0:00【土・日・祝】15:00~23:00/水休」

銀座 Bar Shake

191028_1941~01

191028_1941~02

191028_1935~01銀座 シェイク
銀座の実力派バーew_icon_a52.gif

銀座七丁目の雑居ビル地下1階にバー(Bar Shake)「バー シェイク」がある。
マスターの師匠はあの(テンダー)の上田和男氏。
マスターは(資生堂パーラー)のバー(ロオジエ)で上田氏につき、新開店した(ファロ資生堂)チーフバーテンダーをへて独立した。
やや暗めの照明、深々とした革アームレストのカウンター、ゆったりした背の椅子は典型的な銀座のバーだ。
「バイオレットフィズを」
「かしこまりました」
手にした洋白銀製三人前用サイズのシェイカーに、まず氷を入れ、ガチャッと逆さままに振って水を捨て、仕事に入る。
シェイカーキャップを右手から左手にさっと投げ渡す癖。
「さあ、いくぞ」と肩を張り二、三度モーションをかけた後、猛烈なハードシェイク。
師匠から弟子へと銀座のバーがふえてゆく。
客は両方に通い、師匠の店では弟子の、弟子の店では師匠の話をする。
ゆしま3
飲み物メニューなし。
ゆしま4
チャージあり。
チョコレート600円
ミックスナッツ600円
ドライフルーツ600円
オイルサーディン800円
ソーセージ900円
チキンライス1300円
「営業時間18:00~翌3:00【土】18:00~23:00/日・祝休」

銀座 天亭

191028_2050~01

191028_2049~01

191028_2052~01

191028_2045~01天亭

191028_2044~01

191028_2044~02

191028_2041~01
銀座の天ぷら屋の実力よしうお77

リーリーリー……。
夜の銀座にこんなに虫の音がするとは。
並木の根方の土からだろうか。
大都会の夜にも自然の気配があるのは嬉しい。
東京メトロ銀座駅B5出口から歩くこと約5分、見番通り沿いの雑居ビル地下1階に天ぷら専門店(天亭)がある。
当店は太香極淡胡麻油を使用。
温度は揚げ鍋に落した衣玉がいったん沈んで上がってくる170度くらいが頃合い。
揚げ鍋は熱伝導率が一番よいアカ【銅】に限るが、あまり磨きすぎると3~4年しかもたない。
衣のコツはグルテン【うどんの腰の元】を発生させないのが大切で、粘りを出すと揚物になってしまう。
そのため粉はあまり混ぜない。
天ぷらは素材に「油が入らない」のがポイントで、水と油を融合させずに素材を脱水させる料理という。
太い箸、金物の揚げ箸、網の天かす漉しが基本三道具だそうだ。
鍋の頃合いをみてキスを入れると、ちゅいーんと揚げ音がしてよい匂いがただよう。
ごちそうさまでした。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
ゆり7500円
さくら9500円
らん13000円
燗酒「奉納酒」700円
本醸造「漱石」800円
純米酒900円
「営業時間11:30~15:00・17:30~21:30/日・祝休」

銀座 ST.SAWAIオリオンズ

191028_1841~01セントサワイオリオンズ

191028_1835~01セントサワイオリオンズ

191028_1837~01セントサワイオリオンズ

191028_1833~01セントサワイオリオンズ
銀座を代表する究極のバーew_icon_a52.gif

銀座七丁目のバー(ST.SAWAIオリオンズ)「セント・サワイオリオンズ」に入った。
カウンターとソファーのボックスシートが並び、奥にはグランドピアノ。
棚の葉巻の箱、洋酒瓶の並ぶ華麗なワゴンが出を待っている。
飾られたディプロマは昭和五十三年、このバーのオーナー故・澤井慶明氏にバーテンダーの世界組織IBA【国際バーテンダー協会】が贈った「国際アンジェロ・ゾラ賞」だ。
バーテンダーの国際交流に尽くした功績による。
澤井氏は世界のバー業界を統合するIBAの副会長を十八年務めて「名誉賞」も受賞。
NBA【日本バーテンダー協会】からは「ミスター・バーテンダー」の称号を、またフランス政府からはバーテンダーの叙勲は三十年ぶり二人目、日本人初という「シュバリエ勲章」を受けた。
まさに世界を代表するバーテンダーだった。
ゆしま3
チャージあり。
ゆしま4
チーズ盛り合わせ1650円
ヘネシーV.S.O.P Glass1600円
レミーマルタン1738 Glass1800円
フラパン ナポレオンV.I.P X.O 1800円
レミーマルタンX.Oエクセレンス Glass1800円
マーテル コルドンブルー Glass2100円
「営業時間18:00~翌3:00/土・日・祝休」

乃木坂 おそばの甲賀

191023_1937~03

191023_1937~02

191023_1933~02

191023_1933~01

191023_1929~01乃木坂 甲賀
西麻布の良心的なそば屋よしうお77

今、東京の新しい実力そば屋は繁華街よりも、落ち着いた住宅地に生まれている。
(おそばの甲賀)もその一つ。
東京メトロ千代田線乃木坂駅から歩くこと約六分、西麻布交差点近くの路地に(おそばの甲賀)がある。
「いらっしゃいませ」
白衣の主人が迎えてくれた。
十四年間修業した(室町 砂場 赤坂店)から独立した主人が平成十九年十二月にオープン。
そばの挽き方、器の選び方にも気を配る主人の姿勢に魅せられた常連客も多い。
挽いたそば粉と挽いていないものを混ぜたそばがきは、最初は塩と山葵で、二口目は醤油でと食べ方を楽しめる。
せいろ、もしくはかけそばに丼【まぐろ漬け丼、漬物】を組み合わせたお昼のセットメニューも人気。
そば前にはぜひ本醸造の三千盛を。
そば前の肴の、梅くらげ、するめいかの塩辛などと相性抜群。
そば屋酒は隠居の文化だ。
世間から身を引き、自分の愉しみをする。
そういう場所を用意するのが都市の洗練だ。
ゆしま4
焼のり450円
梅くらげ550円
せいろ850円
そばがき1200円
キリンラガー小瓶650円
三千盛 本醸造850円
「営業時間11:30~14:45・17:00~21:00/日・月休」

神田 尾張家

191023_1728~02

191023_1730~01尾張家 神田

191023_1728~03

191023_1728~01

191023_1725~01
戦前から路地裏に佇む老舗よしうお77

JR神田駅西口から歩くこと約2分、日銀通りから一本入った路地に(尾張家)がある。
肴は品書きに、刺身、焼き物、煮物、蒸し物などと並び、おでんの詳細は別の紙に詳しくかかれている。
さてーー。
「酒、燗酒。刺身、赤貝。おでん、とうふ、ロールキャベツ」どうでい、この粋な注文と顎をさするが誰も見ていない。
クイー……うまいのう。
おでん一番人気の「とうふ」はこれでもかと削り節と葱が乗る。
浅草のやげん堀の七味がいいアクセント。
先代から100年近く継ぎ足し続けてきた出汁がしみたロールキャベツはたいへんおいしく、袴をはいた細口の昔の徳利の一杯がしみじみとうまい。
届いた赤貝は朱色の貝肉を大葉を枕にこんもりと盛り上げ、菊の花をあしらう。
ぴちぴちした舌触り、むっちりした弾力、官能をくすぐる匂いよ、透明涼やかな甘味よ。
老舗のこだわり抜いた味に今夜も酒がすすむ。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
メニューに値段表示なし。
ゆしま4
赤貝
とり貝
あじさしみ
すずきさしみ
燗酒「大関」1合
生ビール「中ジョッキ」キリン・アサヒ
「営業時間17:00~22:30/土・日・祝休」

秋葉原 味処 はつくら

191023_1703~01はつくら 秋葉原

191023_1700~02

191023_1700~01

191023_1657~01
肩のこらない夫婦居酒屋よしうお77

JR秋葉原駅昭和通り口から歩くこと約5分、神田和泉町の路地に(味処 はつくら)がある。
開店17時を待ってカウンターの女将さんの前に座った。
品書きに「あんきも」がある。
肝臓は牛も鶏も魚も皆うまい。
牛のレバーは血生臭く、鶏の肝は土臭く、フォアグラは頽廃の臭いを持つが、魚の肝は清潔だ。
魚の肝ならカワハギが上品だけど、はかなくもある。
そこで深海の王者、鮟鱇の登場だ。
寒い冬、燗酒をぐびりとやり、さてと箸を向ける鮟肝は、冬の酒の肴の帝王だ。
ましてそれが自家製の蒸し立てだったら。
届いた蒸し立てはピンクにうっすらと赤の濃淡が混じり、赤い紅葉おろし、緑の浅葱、キュウリを従え、厚さ15ミリの堂々たる存在感だ。
箸で切り、口に入れると温かい。
濃厚なコクは、人工によるフォアグラの野蛮さとは違う天然の透明感を持ち、ねっとりした絹のような肌理がすばらしい。
これから鮟肝の季節が訪れる。
ゆしま4
ホヤ350円
もつ煮込み450円
あんきも600円
パリパリウインナー600円
レモンハイ350円
生中500円
「営業時間11:15~13:30・17:00~翌0:00【土】11:15~13:30・17:00~23:00/日休」

日本橋 鰻はし本

191024_1124~02

191024_1123~02

191024_1112~01

191024_1109~01はし本 日本橋
鰻はその年で一番旨い品種を選ぶよしうお77

鰻の老舗名店はやはり日本橋かいわいだ。
東京メトロ日本橋駅B3出口から歩くこと約3分、八重洲仲通りから一本入った路地に(鰻はし本)がある。
新旧の店が混在する路地裏の古風な日本家屋、まさしく江戸の鰻屋といった粋な玄関先。
戦後間もない創業で70年以上この地に店を構える。
「鰻は1本1本質が違いますから焼き加減が難しい」という4代目主人は自らも鰻好きで、他店も食べ歩く研究熱心な若旦那だ。
鰻重は、い3200円、ろ4200円、は5600円の3種。
鰻重のタレがけは加減が大切で、最後のご飯を終えてタレがほんの少し底まで到達しているのが理想だ【ウルサイです】。
鰻・タレ・ご飯の三位一体が鰻重の妙。
(鰻はし本)の重箱におさまった姿はまことに上品で、あまり焦がさない素肌が美しく、タレはあっさりめ。
女優に例えれば土屋太鳳、文学者は川端康成でキマリ。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
肝吸200円
赤だし300円
い3200円
ろ4200円
は5600円
ウーロンハイ600円
「営業時間11:00~13:30・17:00~22:00【土】11:30~14:00/日・祝休」

神田 眠庵

191023_1838~01

191023_1825~01眠庵 淡路町


191023_1815~01眠庵

191023_1840~01

191023_1844~01
下町の隠れ家的蕎麦屋よしうお77

東京の街は広く、公園や神社仏閣、博物館など訪ねる所はいくらでもある。
訪ねれば興味もわき、少し教養も深まった気もする。
教養だけではなく、おいしいものを食べる興味も大切。
歳をとると定評ある店の暖簾をくぐってみたい。
東京メトロ銀座線神田駅6番出口から歩くこと約1分、靖国通りから一本入った路地に蕎麦屋(眠庵)がある。
大正12年に建てられた民家に手を入れ、眠っているときのように気軽に蕎麦と酒を楽しんでもらいたいと主人が平成16年12月にオープン。
蕎麦と酒と豆腐の店と謳っている。
産地の違う蕎麦の2種もりは、産地によって香りも味も食感も違うことを実感させられる。
日本酒は初亀、喜久酔、磯自慢、萩錦などが揃う。
自家製豆腐、牛肉と大根のバーボン煮、たたみいわし、小松菜のおひたし、茗荷のしょうゆ漬、丸干いかなどを肴に日本酒がすすむ。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
ゆしま4
たたみいわし350円
煮豆腐450円
牛肉と大根のバーボン煮650円
もり900円
初亀 急冷美酒550円
キリン ハートランド「中瓶」650円
「営業時間18:00~21:30/日・祝休【不定休あり】」

飯田橋 天考

191021_1322~05天考

191021_1322~03

191021_1318~03

191021_1310~01飯田橋 天考
対面式御座敷天ぷらスタイルew_icon_a401.gif

JR総武線飯田橋駅から歩くこと約五分、かくれんぼ横丁にお座敷天ぷら専門店(天考)がある。
粋な前庭から細戸を開け、天ぷら鍋を囲む朱色カウンター席に座ると期待が高まる。
昭和五十二年開店の一部屋につき一組という御座敷スタイルの天ぷら屋で、初代と二代目の親子が座敷で揚げ方を務める。
昔から培われてきた江戸前料理としての伝統を守りつつも現代風のアレンジも加えるという二代目。
注文はもちろん天丼。
今日は少し勉強しよう。
「天ぷらの最も大切なことは何ですか?」
「油の温度ですね」
当店は綿実油主体に、香りづけに胡麻油を加える。
揚がった順に一、二度振って油を切って並べ丼を支度、やがて蓋をして届いた。
天丼はこの蓋でしばらく蒸すのが大切という。
揚げ立てをすぐ食べる天ぷらとはちがう天丼のおいしさは、ここにも理由があるのかもしれない。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
特製天丼3000円
海老天丼3000円
アサヒ スーパードライ700円
龍雲 グラス800円
越天楽 本醸造1合900円
中尾醸造 吟醸酒 幻「白」1合1600円
「営業時間11:30~14:00・17:00~22:00/日・祝休」

麹町 うなぎ秋本

191021_1714~02

191021_1704~02秋本

191021_1659~01秋本

191021_1714~05秋本

191021_1629~01秋本 麹町
伝統の老舗の味よしうお77

東京メトロ有楽町線麹町駅から歩くこと約1分、日本テレビ通り沿いに鰻屋(秋本)がある。
ひょうたんの絵に「う」の字看板が目印だ。
外観から高級料亭を思わせる佇まいでミシュランガイドでは3年連続で一つ星を獲得。
松2600円、竹3200円、梅3800円、鶴4400円、共水うなぎ5600円。
きも吸物300円、赤出し300円。
輪島塗の器は艶やかな品と重量感があり、部屋には可憐な一輪挿しの花が添えられている。
江戸の四大食は寿司・天ぷら・蕎麦・鰻。
はじめの三つはバリエーションがあるが、鰻だけは本当に単品勝負。
世界にメニュー一種だけの飲食店はあるのだろうか。
それだけに本物の職人技が求められる。
「串打ち三年、割き五年【八年とも】、焼き一生」。
江戸前職人の世界が脈々と生きる鰻こそ“江戸の華”。
(秋本)の鰻重は、川魚の野生味をやや感じる風味に、甘めのタレがバランスをたもつ。
女優で言えば石原さとみ、文学者は井伏鱒二ですかな。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
きも吸物300円
突出し700円
季節和物700円
うな重 梅3800円
キリンラガー780円
五橋1合980円
「営業時間11:30~14:30・17:00~20:30/日・祝・第2土休」

佐賀 千寿

190911_1709~01

190911_1701~01

190911_1656~01千寿
店の実力を知るには刺身より手間隙かけた料理よしうお77

JR長崎本線佐賀駅から歩くこと約16分、かささぎ通り沿いに割烹居酒屋(千寿)がある。
70名程のキャパシティの大箱ながら、チェーン店では真似できない手作り感溢れる味はまさにこの店の真骨頂といえるだろう。
品書きから選んだ「スペアリブ煮込」は葱たっぷりに、大きなスペアリブは丁寧な下ごしらえでアクは消えて旨味だけが残り、濃厚な醤油味にカラシがアクセントをつける。
この上品なスペアリブ煮込は白いご飯にのせて、牛丼ならぬスペアリブ丼ができる。
普通は肉を肴にするというと焼酎だが、ここのスペアリブ煮込は日本酒に合う。
これは肉料理の方が相当繊細だということ。
大人っぽく落ち着いた店の雰囲気がとてもよい。
奥には座敷もある。
ここで開く飲み会はなごやかに楽しいだろう。
東京の居酒屋とは違う、しみじみした魅力がある。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
ゆしま4
茶そば700円
鯨ベーコン800円
スペアリブ煮込800円
タンシチュー1000円
生ビール 中ジョッキ600円
酒 大800円
「営業時間17:00~22:00/日・祝休」

長崎 松ふじ

190912_1736~01ミナ 松ふじ

190912_1744~01

190912_1752~01

190912_1734~01

190912_1731~01松ふじ 長崎
家庭的で実力派の割烹居酒屋よしうお77

長崎電気軌道思案橋電停から歩くこと約2分、思案橋横丁脇の路地に割烹居酒屋(松ふじ)がある。
まずはカウンターに並ぶ大皿料理をチェックだ。
「あじ南蛮漬け」「肉じゃが」「ぶりまこ」など、定番の大皿料理が並ぶ。
黒板の品書きには「刺身」「焼魚」「揚げ物」などもあるが、旬の食材を用いて調理するため、野菜や魚は日によってさまざまに変わる。
さっそく品書きを見ると、おお「三角みな」。
しったか貝をさっと塩ゆでしたこれは佳肴である。
他にうーんと悩んで【人気メニュー】とある「ばってら」。
よーし万全。
クイー……。
注文を終えて飲む冷酒のおいしさよ!
「三角みな」を器用に楊枝でひねり出し、コップ酒をキューッとやるのが似合う。
中の赤身を残して軽めに〆た「ばってら」は絶妙の味。
最後にいただいたあっさり塩味にワカメたっぷりの潮汁はとてもおいしくやみつきになりそうだ。
長崎で家族経営の名店を見つけた。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
すりみ揚げ500円
あじフライ600円
ばってら700円
馬刺「たてがみ付」1500円
ライム酎ハイ500円
久保田「新潟」600円
「営業時間17:30~翌0:00/月休」

長崎 VICTOR

190912_2016~01

190912_2043~01

190912_2020~01

190912_2009~02ヴィクター
バーの町・長崎の安定した実力派バーew_icon_a52.gif

長崎電気軌道思案橋電停から歩くこと約2分、見返り柳・思切橋近くの雑居ビル2階にオーセンティック・バー(VICTOR)「ヴィクター」がある。
バーで良くないのは知ったかぶり。
「フランシス・アルバートって知ってる?」。
プロに挑戦し自分はカクテルに詳しいんだぞと誇示する。
これはフランク・シナトラをイメージしたあるバー【南青山の名バー(ラジオ)の尾崎さん】のオリジナルカクテルで、その人が作れば意味あるが、他のバーではやらない。
蕎麦屋に入り「ベトナム蕎麦って知ってる?」と言い出すようなもので、得意げに「生春巻をあんかけにして、かけそばに……」と説明を始める【普通そんなものありませんって】。
蕎麦屋は目を白黒、バーテンダーは腹の中で「ははあ素人の自慢」と思うだけだ。
この店は定番カクテルはどれも満足できる安定した、実力派のオーセンティック・バー。
ゆしま3
メニューに値段表示なし。
チャージあり。
ゆしま4
ダイキリ
サイドカー
マティーニ
ギムレット
アレキサンダー
テキーラ・サンライズ
「営業時間20:00~翌3:00/日休」

長崎 日本酒と音楽の店エイジ

190912_2301~01

190912_2301~02エイジ

190912_2258~01エイジ
横丁裏の日本酒バーよしうお77

私は長年の横丁徘徊の結果【笑】、盛岡「櫻山横丁」、高知「宵まち横丁」、長崎「思案橋横丁」を日本三大酒場横丁と決定した。
長崎・思案橋横丁は複雑に迷路化して迷うがそこが面白い。
思案橋横丁裏口通路に日本酒バー(日本酒と音楽の店エイジ)がある。
「いらっしゃい」
店を仕切るバンダナとメガネが自慢の主人が迎えてくれた。
BGMにロックが流れる。
日本酒の値段は一升瓶に直接値札が貼られ、ややこしい日本酒リストはない。
日本酒通はカウンター脇のガラス保冷庫に詰まる一升瓶に目が引きつけられるだろう。
全国地酒の他に気鋭の名酒、最新の逸品も並び、私はまずここをのぞく。
まずはおすすめを頼んでみよう。
「壱岐の【よこやま】です」
へー。
ではひと口。
クイー……。
フレッシュで上品な甘みが広がる。
「うまい!」
「ありがとうございます。この酒は流行ると思います」
主人が自信をもってすすめる。
長崎にも日本酒バーがあった。
ゆしま3
飲み物メニューなし。
ゆしま4
ピータン400円
ニラ玉500円
長いも500円
ししゃも500円
湯どうふ600円
クジラのスジポン600円
「営業時間18:00~翌3:00/日休」

長崎 康楽

190912_2132~01康楽

190912_2126~01康楽 かんろ 長崎

190912_2124~01かん

190912_2119~01長崎
大衆中華料理屋の皿うどんの味ew_icon_a401.gif

長崎の夜の最後は皿うどんだ。
長崎電気軌道思案橋電停から歩くこと約1分、思案橋横丁に中華料理屋(康楽)がある。
地元の人の通う大衆中華料理屋だ。
「ハイボールに皿うどん」ためらわず注文した。
皿うどんは高級料理ではない、大衆のものだ。
クイー……。
本日最後のハイボールがさわやかにおいしい。
届いた皿うどんはピンクと白の蒲鉾、イカ、豚肉、もやし、ニラ、等々がトロ味のあんかけで盛大に湯気を立てている。
長崎の人はこれに必ずソースをかけ、げんに机には金蝶皿うどんソースなるものが置いてあるが、私は使わずにむしろ酢をかける。
箸を割り、麺にさし入れ、具をたっぷりのせて口に入れた。
麺はカラッと揚がったバリバリ麺ではなく、焼いたような触覚。
色んな具から出る味がなじみ、麺がしんなりしてくると又うまい。
長崎、大衆中華料理屋の皿うどんのうまいこと。
皿うどんは長崎に限る。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
ゆしま4
ラーメン650円
チャーハン750円
皿うどん830円
春雨スープ850円
ハイボール350円
ビール630円
「営業時間18:00~22:00/月休」

長崎 一福

190912_1849~01

190912_1839~01

190912_1840~01一福

190912_1833~01一福 長崎
自家製すり身揚げが魅力の居酒屋よしうお77

長崎電気軌道思案橋電停から歩くこと約2分、船大工町商店街沿いの雑居ビル2階に居酒屋(一福)がある。
ステンレスのカウンターに白いひじ掛け椅子が並ぶダイニングバーの雰囲気だ。
カウンターのガラスケースには長崎の魚が豊富に並ぶ。
初めての店は品書きが楽しみだ。
主人は元ホテル料理長だから料理は心配ないとして、酒は焼酎メインで日本酒は八海山、久保田など。
注文を受けてから揚げる季節の魚の自家製すり身揚げはキューブ型。
あっさりと揚がった身はしなやかに弾力がありじつにおいしく、生を蒸せばカマボコで通用するだろう。
両脇の客もすり身揚げで飲んでいて、はからずも皆すり身揚げファンとわかり、急きょ「長崎すり身揚げ協議会」を立ち上げた。
略称「長崎すり協」。
今後すり身揚げの地位確立と新すり身揚げの研究にはげむことになったが、それきり何も活動していない。
ゆしま4
揚げ出しドーフ500円
すりみ揚げ600円
牛タタキ1200円
クジラ盛2500円
日本酒「一合」500円
瓶ビール600円
「営業時間18:00~翌1:00/不定休」

長崎 かまど茶屋

190912_1952~01かまど茶屋 ハトシ 長崎

190912_1943~01

190912_1944~01

190912_1945~01かまど茶屋

190912_1939~02
長崎郷土料理が楽しめる居酒屋よしうお77

長崎電気軌道思案橋電停から歩くこと約2分、見返り柳・思切橋近くの路地の奥に居酒屋(かまど茶屋)がある。
飲み屋街の中心という立地にありながら、ビルとビルの狭間に身を潜めるようにある店が、路面店とは異なるどこか秘密めいた雰囲気を醸し出す。
店内は竈があり、カウンターとテーブル席、奥は座敷の落ちついた造りで、飾らない昔ながらの空間が燻し銀の魅力を放っている。
カウンターでひとり酒を楽しむ人も座敷で飲み交わしている仲間同士も、ここでは誰もが楽しげに酒を飲む。
注文を受けてから揚げる卓袱料理の「ハトシ」はエビのすり身をパンに挟んで揚げる長崎の郷土料理。
ここのはサックっとした食感にエビのすり身のうまさ、マスタードで食べる逸品だ。
ここは常連だろうとよそ者だろうと関係なく過ごせる居酒屋。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
値段表示は外税。
ゆしま4
大根サラダ600円
ハトシ800円
若鶏のもも焼800円
ヒラス刺身1000円
燗酒「一合」450円
生ビール「中」550円
「営業時間18:00~翌0:00/日休【月祝日営業月休】」

田原町 あかし

191008_1801~01あかし

191008_1805~01あかし

191008_1752~01

191008_1752~02

191008_1752~03

191008_1748~01あかし

191008_1746~01あかし
天ぷらで季節を食すよしうお77

東京メトロ銀座線田原町駅から歩くこと約3分、杵屋通り沿いに天ぷら屋(あかし)がある。
藍染の海老の垂れ幕が目印。
創業は昭和50年で、主人と息子の親子がカウンターに入る。
天丼は昼限定で、海老2尾、キス、シシトウ、ナス、金時芋、芝海老かき揚げのあかし上の天丼1500円、あかしの竹の天丼1200円と値段が嬉しい。
素材を生かした昔なじみの天ぷらを提供するのがこの店の心得。
夜の部は5000円からのコースのみ。
お好みで穴子、烏賊、車海老、貝柱、オクラ、小茄子なども単品追加できる。
天ぷら屋で「天ぷらコース」をとってみたが、天ぷらばかりが次から次に出てくるのに閉口した。
天ぷらだけを食べても案外おいしくないというのが私の感想だ。
しかも天つゆではなく塩をすすめるのもつまらない。
塩で食べる天ぷらは油の匂いが消えなく、天つゆにたっぷり浸して表面の油を流し、衣が濡れてこそおいしい。
したがって天ぷらは天丼が一番だ。
ゆしま4
あかし鯔背お定食6500円
酒 一級450円
ジュース450円
ビール600円
ウヰスキー600円
ワイン 白2300円
「営業時間11:30~13:00・17:00~22:00/日休」

浅草 前川

191008_1459~03

191008_1449~01

191008_1459~04前川

191008_1506~01前川

191008_1445~01前川

191008_1439~01前川 浅草
隅田川に臨む風流なロケーションよしうお77
浅草は観光だけではない、飲み食べ歩きも大切だ。
団体行動が嫌いな私はいつも一人。
一人であればこそ雑談に気が散ることもなく、集中して得るものがある。
それやこれやも元気であればこそだ。
都営浅草線浅草駅A2a出口から歩くこと約1分、駒形橋のたもとに老舗鰻屋(前川)がある。
広い座敷に大きな窓。
窓外に目をやれば、隅田川に屋形船が浮かぶ粋な風景。
見上げればスカイツリー。
(前川)の創業は文化・文政期で200百年の歴史を誇る老舗。
この店の鰻は、天然鰻に近いといわれているブランド養殖鰻・坂東太郎を使用しており、鰻重は大きさと重量の違いで3種類がある【お吸い物、お新香、果物付】。
ぼってりとした(前川)の鰻は辛めの男好み。
女優で言えば柴咲コウ、文学者なら志賀直哉か。
しかしすべての感想は「鰻は旨い!」に尽きる。
ゆしま3
16時以降は奉仕料10%加算。
ゆしま4
うざく1600円
う巻2400円
鰻白焼4300円
うな重坂東太郎5500円
白雪上撰辛口650円
アサヒスーパードライ「中瓶」910円
「営業時間11:30~21:00/無休」

浅草 葵丸進

191008_1538~01

191008_1537~03

191008_1528~01

191008_1524~01葵丸進 浅草

191008_1522~01浅草
老舗の江戸前天丼の味ew_icon_a401.gif

東京メトロ銀座線浅草駅から歩くこと約3分、雷門通り沿いに(葵丸進)がある。
天丼の本場はやはり浅草。
見た目も味も昔からのスタイルを変えないように江戸前天丼の伝統を守っているのが昭和21年創業のこの店。
雷門近くということで、浅草観光、浅草寺詣での人々にとってはいつもの店といった老舗。
江戸時代の天ぷら同様に、胡麻油と菜種油の特製ブレンドで揚げた天ぷらは胡麻の風味が引き立つと同時にサクサクとした軽い仕上がりだ。
天丼1800円、海老天丼1900円、大あなご天丼、金龍かき揚天丼2560円、車海老天丼3100円などがある。
ある種のお手軽、まかないのイメージが丼の良さだが、品から言えば「天丼」が一番だ。
山の手の上品な奥様も天丼だけは召し上がってもよいものという。
私も天丼は別格で、昼に町を歩いていて天ぷら屋の「天丼○○円」を見るとつい入りたくなる。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
茶碗蒸し400円
上新香680円
刺身盛り合わせ2400円
特上天丼2850円
ホッピーセット450円
生ビール 中グラス580円
「営業時間11:00~21:00/無休」

入谷 えびす丸

191008_1713~01

191008_1703~02

191008_1703~01

191008_1727~01えびす丸 入谷
下町の路地裏に名居酒屋ありよしうお77

東京メトロ日比谷線入谷駅から歩くこと約8分、かっぱ橋道具街近くの路地に居酒屋(えびす丸)がある。
その日のおすすめが書かれた品書きに、もずく酢、いか刺、たち魚刺、焼さば、エシャレットなどといった酒肴が揃う。
出されたお通しはサンマと魚卵の煮物。
それぞれふさわしい調理がされ、見た目よりも手のかかった料理だ。
「大将、今の時期うまいのは何ね」
「今日は釣りたてのヒラメ、絶対です」大将が指さす。
釣りヒラメの身はコリッとし、養殖もののだらしない身とは違う荒波にもまれたひきしまった身だ。
そのエンガワに思わず声が出た。
「これは、うまい!」
「ありがとうございます」
自信作のようでにっこり笑う。
「ごぶさたー」
若い女性の声がして座った女性一人客は、三年目の定期検診の無事を大将に報告に来たようだ。
和気あいあいの店内、料理はいずれも丁寧な手が入り、食通をうならせるだろう。
ゆしま4
おひたし400円
じゃがバター400円
ほたて貝700円
とろたく700円
ウーロン割り400円
小とっくり「普通酒」400円
「営業時間17:00~翌0:00/木休」

田原町 柿汁

191008_1638~01

191008_1634~01柿汁

191008_1632~01柿汁

191008_1628~01柿汁 田原町
江戸の粋と老舗の風格に酔うよしうお77

東京メトロ銀座線田原町駅から歩くこと約2分、国際通りから一本入った路地にある割烹居酒屋(柿汁)が玄関を半開きにしている。
のぞくと5時前なれどやっているようだ。
「いらっしゃい」
白割烹着の主人が迎えてくれた。
カウンターのガラスケースに本日の食材が詰まる。
カウンター後ろのどぶづけの瓶ビールが懐かしい。
経木の品書きを見た。
かつを、ひらめ、赤貝、たい、〆さばなど、旬の新鮮魚介が並ぶ。
あれば注文する青柳の刺身は、貝のセクシーな匂いと色っぽい甘味を強調し、小股の切れた仇っぽい江戸女のごとき風情だ。
朱色の舌切りにちゃんとヒモもつくのは、青柳貝一個をきちんと剥いた証拠だ。
きれいに広げた貝を肴の、燗酒一杯。
四谷や関西などで十代からはじめた割烹修業。
主人は文字通り料理一筋だ。
その味に魅せられた常連客が酒と肴を求め集う。
昭和24年築の家屋で40年の年月が流れた。
ゆしま3
飲み物メニューなし。
ゆしま4
あん肝
肉じゃが
海老サラダ
蟹しゅうまい
小やりいか焼
海老しんじょう
「営業時間17:00~21:30【日・祝】17:00~20:30/水休」

佐賀 食彩ひらお

190911_2001~01ひらお

190911_1951~01ひらお 佐賀

190911_1947~01ひらお
うまい酒肴に幸せを噛みしめる地元客よしうお77

JR長崎本線佐賀駅から歩くこと約22分、愛敬通りをずんずん進んで行った先の松原川通り手前に居酒屋(食彩ひらお)がある。
調理場に立つ主人、ホール担当女性の二人で切り盛りする。
「ご夫婦?」
主人に聞くと「へへへ」と答えない。
主人も女性も、丁寧にてきぱきと働き、大衆酒場の雰囲気だ。
カウンターのガラスケースにピカピカの魚が並ぶ。
頼んだ「平アジ煮付け」のなんという旨さ!
これでたったの650円とは申し訳ない。
場所が場所だけに、ここは地元客率はほぼ100パーセント。
客は満面の笑みをたたえている。
その店の良し悪しは客の笑顔で一目瞭然だ。
居酒屋は、人生の中のちょっとした息抜きできる場所でホッとできる存在。
それは生活の中で重要な位置を占めていて、これがなければ人生つまらない。
コーヒーブレイクならぬ酒場ブレイクだ。
佐賀で地元客が集まる名店を見つけた。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
ゆしま4
もずく酢300円
うめきゅう350円
板わさ400円
肉どうふ500円
白岳しろ350円
天草400円
「営業時間17:30~23:00/不定休」

三ノ宮 居酒屋ごん太本店

190913_2000~01

190913_2013~01ごん太本店

190913_1953~01

190913_1951~01ごん太 本店 三宮
神戸のザ・大衆酒場よしうお77

JR三ノ宮駅から歩くこと約2分、JR神戸線と阪急神戸線の高架に挟まれたちょっとディープな飲み屋街に、連日多くの客で賑わいを見せる大衆酒場(居酒屋ごん太本店)はある。
創業は昭和52年。
人気の秘密は「安い」「旨い」「早い」にある。
店内は80人以上が座れる大箱。
これぞ大衆酒場と思わせるざっくばらんな雰囲気がここちよい。
そして、大衆酒場らしい値段明記、写真付きのメニュー。
刺身から揚げ物、焼き物、鉄板焼など、ざっと数えただけでも80種類を優に超える料理が並ぶ。
盛りつけも“大衆酒場”ゆえの最低限に留め、従業員同士の連携で料理を待たせることなく素早く出す。
とにかく回転率が大衆酒場の生命線なのだ。
客はサラリーマンから若いカップル、リタイアまで、ここではワイワイガヤガヤがぶ飲みだ。
2000円でちょい飲みできる安くて旨い大衆酒場。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
値段表示は外税。
ゆしま4
ポテトフライ350円
エイヒレ400円
チヂミ焼き450円
とりの唐揚げ450円
日本酒「大」500円
にごり酒650円
「営業時間12:00~23:30/無休」

三ノ宮 八作寿司

190913_2036~01

190913_2040~01八作寿し

190913_2034~01

190913_2033~01八作寿し

190913_1950~01八作寿し 三宮
飲兵衛で満員の大衆寿司屋よしうお77

JR三ノ宮駅から歩くこと約2分、JR神戸線と阪急神戸線の高架に挟まれた高架下飲み屋街に大衆寿司屋(八作寿司)がある。
「らっしゃい」
超満員の店内は大衆酒場の活気がある。
その日のおすすめが書かれたホワイトボードをチェック。
季節の魚でないものはなく、刺身、焼き魚、煮魚と、白衣の板前がてきぱき働く姿は誠に頼りになり、客は独り者からカップル、サラリーマン、リタイア、老夫婦まで、ここほど健全な寿司屋はない。
品書きから一品選べと言われたら、おいらは海老の押し寿司「えび箱」。
まあ、損はさせません。
ガラスケースのピカピカ寿司種が「刺身にしてくれ、握りってくれ」と待っている。
にぎり寿司単品は2ヶ150円から。
その多くが2ヶ250円、350円なので、多少頼みすぎてしまったところで3000円あれば十分足りるのだから心配ご無用だ。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
値段表示は外税。
ゆしま4
穴箱500円
バッテラ500円
えび箱600円
並にぎり900円
梅酒400円
キリン生ビール「中グラス」500円
「営業時間17:00~23:00/月休」

祐天寺 E-ra

スミイカ ヒゲダイ キンメ 鰹 メジ タチウオ オニカサゴ

191005_1806~01

191005_1755~01

191005_1813~01

191005_1831~01祐天寺 E-ra
静岡の味が楽しめる居酒屋よしうお77

東急東横線祐天寺駅から歩くこと約2分、祐天寺商店会に静岡おでん居酒屋(E-ra)「イイラ」がある。
店に入り、まず目に留まるのはおでん槽。
「えーと、おでん」
「はい、何とりましょ」
おでん屋に入って「おでん」もないものだが、四角いおでん槽の、艶のある真っ黒なおつゆに串がびっしり沈む。
種は串刺し、牛スジの出汁を醤油で煮込むのが静岡おでん、ゼラチン質のしみたおつゆは甘めのコクだ。
まずは静岡名物「黒はんぺん」。
平べったい四角の片縁を厚くして串を通すのは、立ち食いで落ちないため。
静岡おでんは昔は子供の買いおやつで、そのためすべてに串に刺し、魚粉と青海苔粉をかけるのがお約束。
さらに、この店の楽しみは静岡おでんだけで終わらない。
焼津直送の鮮魚目当てにやってくる常連も数多い。
おでん屋か海鮮居酒屋か分からないくらいだ。
ゆしま3
値段表示は外税。
ゆしま4
柿と蒸し鶏のチーズ白和え580円
かつおのハラス焼き780円
サワラとキノコのホイル包み焼き980円
刺身ちょこっとブツ盛り合わせ1200円~
小夜衣 純米辛口600円
正雪 純米吟醸750円
「営業時間18:00~翌2:00【日】18:00~翌0:00/月休」

三ノ宮 BAR Haccho

190913_2314~01Haccho

190913_2313~01Haccho

190913_2308~01Haccho
チャージなしの実力バーew_icon_a52.gif

JR三ノ宮駅から徒歩約8分、山手幹線から入った雑居ビル地下にバー(BAR Haccho)「バー ハッチョー」がある。
「いらっしゃいませ」
バーテンダーが迎えてくれた。
まずは聞こえよがしに「さて、作ってもらおうかな」と独り言をつぶやいて「今のは小手調べ、今度が本番」と威圧し、「テキーラサンライズ」だ。
注文を受けたバーテンダーは「かしこまりました」とボトルやシェイカーに手を伸ばす。
作り始めると一部始終を黙って注視する。
客の見る前で、いつものことをいつものようにできる胆力がバーテンダーの要件だ。
バーテンダーは「どうぞ」と差し出す。
手に取り、しばらく高く上げて視察し、おもむろにひと口ふくむ。
「うまい」
バーテンダーは破顔一笑。
これで気がラクになる【お互いに】。
何をかしこまっとるんじゃない、とお思いかもしれないが、これこそがバーの醍醐味で、バーテンダーを緊張させるのがうまいカクテルの飲むコツだ。
ゆしま3
チャージなし。
ゆしま4
ジントニック800円
モスコミュール800円
テキーラサンライズ800円
ギムレット900円
バラライカ900円
マティーニ1000円
「営業時間18:00~翌1:30/無休」

三ノ宮 BAR Brick

190913_2212~02ブリック

190913_2212~01

190913_2219~01ブリック

190913_2204~01ブリック
気軽に立ち寄れるショットバーew_icon_a52.gif

JR三ノ宮駅から徒歩数分、中山手通のショットバー(BAR Brick)「バー ブリック」に入った。
三宮を中心に店舗展開する「KOBE BAR」グループの経営だ。
いつもの仕事帰りに毎日のように立ち寄れるカウンター全9席のバー。
店は1階で通りに面した窓から道行く人々の姿が見え、閉鎖的なイメージのあるバーに新鮮な空気漂う。
「スプリングバンクのハイボールね」
「かしこまりました」
ハイボールは簡単だがバーテンダーの流儀が現れる。
氷は最も重要で、手に載せても融けない堅く締まったものを、その都度包丁で切って出せば最高だ。
バーテンダーは氷を包丁で削ずりタンブラーに氷を落とし、スプリングバンクを注ぎ炭酸をゆっくり注いだ。
バースプーンて氷を一、二度持ち上げるように揺すり差し出した。
クイー……。
そのうまさ!
私の求めてきたハイボールはこれだったと深く実感した。
ゆしま3
チャージなし。
ゆしま4
ミックスナッツ500円
マノックモア10年1200円
グレンアラヒー8年1300円
アラン16年1400円
ハイランドパーク12年1500円
モートラック12年1600円
「営業時間18:00~翌2:00/月休【不定休あり】」

日暮里 谷中の雀

191001_1731~01

191001_1802~01

191001_1711~01

191001_1654~02

191001_1654~01

191001_1738~01

191001_1753~02

191001_1721~01

191001_1658~01

191001_1811~01

191001_1809~01谷中の雀

191001_1626~02初音小路 日暮里
秋は松茸コースで一杯よしうお77

JR日暮里駅西口から歩くこと約三分、初音小路に(谷中の雀)がある。
中を覗けば、四坪にも満たないであろう小さな空間に長テーブルがあるのみ。
お客さんは二階と決められたとおり急階段を上がった部屋は、板の間にテーブルが二つ、あとは箪笥があるだけで、窓から眺める初音小路がなんとも風情がいい。
ここでは“飛び込み客や一人客”は有無を言わさず門前払いとなる。
そして二名からのコースのみ。
この季節は松茸コース五千円と定番の鬼平好み軍鶏鍋コース四千円の二種。
松茸を食べなくちゃ秋は来ない。
松茸コースを注文した。
この店は酒飲みの急所を知り尽くした料理がすばらしい。
刺身の一級はあたり前として、先付けの焼き茄子と豆腐、蟹の酢の物、押し寿司、茶碗蒸し、土瓶蒸し、松茸のすき焼き鍋などなど。
最後は松茸ご飯が控えている。
酒はこれみよがしな有名ブランドではなく、堅実な銘酒がそろい、私の好きな「澤屋まつもと」がうれしい。
以上、酒も肴も申し分ない。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
メニューはない。
blog_import_5c87f2a22855d.gif
予約制
「営業時間17:00~23:00【土】11:00~23:00/休」

日暮里 鳥真

191001_1838~01

191001_1843~01鳥真

191001_1831~020001

191001_1831~03鳥真 日暮里

191001_1831~010001

191001_1809~020001

191001_1847~01初音小路 日暮里
連日満席のカウンターのみの焼き鳥酒場ew_icon_a401.gif

JR日暮里駅西口から歩くこと約三分、駅西口より谷中銀座方面へ向かう途中にある初音小路。
せんべい店や小料理屋、大衆酒場、スナックなどの十七店が小さな路地に肩を並べあう小さな横丁だ。
焼き鳥酒場(鳥真)は初音小路の一番奥にある。
カウンターの中にはスキンヘッドの主人が一人立つ。
主人は日々鍛練を重ねてきた職人の業で焼き鳥を焼き上げる。
この見事な焼き鳥の味も主人の裏仕事があってのことだ。
まずは鶏肉を一口大に切り分けていく。
サイドメニューの仕込みをこなしながら、切り終えた材料を串に刺す。
地道な作業は営業開始前まで延々と続く。
人気酒場だけあって、営業が始まってからも主人は休みなく手を動かす。
客は心から満面の笑みをたたえている。
ホッと和めるいい酒場は、必ず笑顔で満たされている。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
ゆしま4
はつ150円
肝200円
背肝200円
だんご250円
のり茶500円
生レモンサワー350円
無題
食べログ掲載なし。
fwf.png
東京都台東区谷中7-18-13
wfewfwef.png
03-3822-1810
「営業時間17:00~23:00/不定休」

千駄木 越後屋本店

191001_1607~01越後屋 日暮里

191001_1609~01越後屋 日暮里

191001_1606~01越後屋 日暮里

191001_1625~01谷中銀座
酒屋の店先で地酒が飲めるew_icon_a401.gif

東京メトロ千代田線千駄木駅から歩くこと約4分、夕暮れの絶景スポットとしても知られる「夕やけだんだん」から、千駄木駅近くのよみせ通りまで続く谷中銀座商店街。
全長200メートルほどと規模は小さなが、外国人観光客で賑わい、下町情緒溢れる商店が通りを埋め尽くす。
酒販店(越後屋本店)は谷中銀座商店街にある。
創業は明治37年。
店先のビールケースをひっくり返した椅子に座り地元民や観光客が酒を飲んでいる。
ははぁ角打ちだな。
一杯飲もう。
店先に従業員が立ち、樽に入った一升瓶から高知の地酒・美丈夫の「慎太郎」を選んだ。
支払いはすべてキャッシュ・オン・デリバリー。
クイー……。
高知の酒は構えが大きく、明快に個性をうち出す。
高知酒は男らしい強さがある。
さっと飲んで10分で店を出た。
粋でしょう。
ゆしま4
琥珀ヱビス「樽生」400円
浦霞1杯500円
酔鯨1杯500円
澤乃井1杯500円
美丈夫1杯500円
美丈夫ゆず酒1杯500円
「営業時間10:00~19:00/無休」

五反田 野崎屋

190924_1758~01

190924_1756~01

190924_1755~01

190924_1753~01野崎屋 五反田
齋彌酒造店の限定酒が飲めるよしうお77

五反田駅近くの銘酒居酒屋(野崎屋)に入った。
日本酒の品揃えに定評があり、東京23区を中心に店舗展開する「地酒道楽」グループの経営だ。
以前はほとんど知られなかったり、蔵が再生をかけて出した新製品がたちまちファンをつかんだのは、武勇、十四代、綿屋、王祿、雑賀、南、滝自慢、早瀬浦、奥播磨などいくらでも例がある。
しかし実際はたくさんの中から一つ注文するのは、選ぶ手がかりがないので案外難しく、つい知っている銘柄を頼んでしまうが、うまい酒を新しく知るよい機会にこれはもったいない。
私は「さわやかな、甘口」と注文するのをすすめる。
するとおそらく、喉越しよく旨味ののった、キレのよいものが出てくるだろう。
出された酒は「本荘」。
秋田の齋彌酒造店の村井商店限定酒だ。
クイー…。
キレねある喉越しと底を知らぬ旨さ。
全国の蔵元が誇る、珠玉の銘酒がそろう居酒屋だ。
ゆしま4
ゆで枝豆580円
ポテトサラダ680円
オムソバ780円
なめろう880円
生ビール サントリープレミアムモルツ「中」680円
町田酒造90ml1080円
「営業時間17:00~23:30【土】16:30~23:30【日・祝】16:30~23:00/無休」

三軒茶屋 魚しん

190917_2054~01魚しん

190917_2046~01

190917_2044~01魚しん 三軒茶屋
寿司と沖縄料理の二枚看板よしうお77

東急田園都市線三軒茶屋駅から歩くこと約8分、茶沢通り沿いにある寿司屋(魚しん)に入った。
商店街に居酒屋のような店構えは平凡だが、一歩入ると驚くだろう。
店内は超満員。
左にカウンターと右にテーブル席、小宴会のお父さんたちや、落ち着いた身なりの夫婦らしき中高年が静かに盃を傾けている。
シックな黒ズボンに白シャツの若い男女は、デートの夕飯のようだ。
ちゃっかりビール一本取っているが、大衆店にしゃれたファッションも三軒茶屋らしい光景だ。
カウンターには一人黙然と手酌の若者もいる。
私の隣に足を組み、横座りで飲んでいたポロシャツ姿の中高男が、読んでいたスポーツ新聞をばさりとたたみ、「一杯飲んだときがいちばん幸せだなあ」とつぶやいて立ち上がった。
厨房には白衣調理着のいかにも実直そうな板前が、黙々と寿司を握っている。
寿司屋にもいろいろあるけれど、これほど大衆的な寿司屋は知らない。
ゆしま3
コストパフォーマンスは優良。
ゆしま4
琉球巻430円
島らっきょう440円
ゴーヤチャンプル550円
つきじ1200円
酒 一合310円
ウーロンハイ370円
「営業時間17:30~22:00【日・祝】17:00~翌0:00/水休」
プロフィール

居酒屋伝道師

Author:居酒屋伝道師
成熟した時をむかえ、ほんの少し贅沢を楽しみたい……。
このブログは、そんな大人の楽しみを探求していきます。

あくなき情熱をもってここに極めん酒場道。 北は北海道から南は沖縄まで、正しき酒場を求め巡った全国47都道府県。 流浪の旅はまだまだ続く! 同じ店は二度紹介しません。 記事数は紹介店舗数です。 カテゴリからお探しのエリアの過去記事を参考にしてください。 但しリピートして修正はします。 閉店した店は、閉店確認後に(閉店)と修正します。

検索フォーム
カテゴリ
最新記事
相互リンク
リンク
最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
QR
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

魚との日々

和装女史の勝手に酒場放浪記 season 2