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FC2ブログは予約投稿の上限があることから、このブログの閉鎖も考えましたが、今後は下書き確認用の記事保管庫として書いたらその場で更新します。
1日に多数更新されたり、数週間更新が無い場合もあります。
メインブログのアメブロは予約投稿無制限なので、1日1記事更新していきます。
今後はメインブログのアメブロへお越しください。

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アメブロ版 日本の酒場をゆく


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南砂町 葛西橋

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創業65年の夫婦居酒屋ew_icon_a401_20230530155247c06.gif

東京メトロ東西線南砂町駅から徒歩約18分、南砂町駅と東大島駅の中間、末広通り商店街に(葛西橋)がある。
「いらっしゃい」
にこやかな夫婦が迎えてくれた。
ここで味わえるのは、手作りにこだわった大衆居酒屋の模範となるような料理。
厨房では主人が腕を振るう。
名物はマグロ。
主人は「今日も豊洲からマグロを仕入れてきたよ」という。
この日の「刺身盛合せ」はマグロ、マダイ、アマエビ、モンゴウイカ、タコが登場。
赤身ながらほんのりと脂がのったマグロは口の中で濃厚なうまみが贅沢に広がっていく。
60年以上の付き合いになる仲卸から仕入れているそうだ。
ここは二階に店の人が住んでいるのが良い。
持ち家の一軒家は地代の必要もなく、古いところであれば設備の償却も終わり、よけいな出費のない分を上質の肴の仕入れにまわせ、あるいは安く出せる。
住んでいればこそ、きれいに清潔にしておかなければ本人が気持ちよくないだろう。
そういうところが良い。
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ハムカツ550円
アジフライ700円
まぐろ刺900円
刺身盛合せ1100円
清酒一合450円
生ビール「中」650円
「営業時間11:30~14:00・17:00~21:00/月休」

新島 魚肴 なぎさ

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IMG_6655a (19)めだい

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新島の郷土料理が味わえる居酒屋ew_icon_a400_20230527095932900.gif

新島は人口約2500人、居酒屋は少ない。
前浜の海岸近くの路地にある(魚肴 なぎさ)に入った。
品書きには島焼酎、新島の逸品たたき揚げ、新島流さばヌタ、島寿司握り……、沖縄もそうだが島の産物はすべて上に「島」がつく。
酒はご存じ島焼酎だ。
昔の新島焼酎の味を残すという「嶋自慢」のオンザロックがしみじみとうまい。
島焼酎にはなんといっても新島の海の幸だ。
「新島流さばヌタ」は本土のヌタと違い味噌味の酢の物で、しょっぱすぎず甘すぎず、爽やかな酸味はすっきりと洗練され、風格をたたえる。
主人おすすめの「新島の逸品たたき揚げ」は、掌でにぎにぎした形は武骨だが、青ムロアジすり身の新鮮なコクとみっしりした弾力、清潔な揚げ油の香りがとてもいい。
名物の「島寿司握り」はメダイを醤油タレにしばらく浸けた半透明のづけで、やや甘めのシャリによく合って夢中になる。
東京、いや本土では決して味わえない島の味と酒に魅了された。
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生のりの揚出し豆腐500円
新島流さばヌタ580円
新島の逸品たたき揚げ600円
たこの唐揚げ700円
チューハイ400円
生ビール600円
「営業時間17:00~22:00/火休」

新島 焼鳥大三

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金目鯛が名物の漁師の居酒屋ew_icon_a400_20230526170526142.gif

新島のメインストリート「新島本道」沿いにある居酒屋(焼鳥大三)に入った。
メインとなる料理は、大きく分けて二種類。
「とり」「つくね」「すなぎも」といった焼き鳥系と、「金目鯛のお刺身」「金目鯛のみそ焼き【頭】」「金目鯛の肝ポン」などの金目鯛系がある。
この店に初めて訪れたなら、まずは「金目鯛のねぎ間」は必食だ。
金目鯛のねぎ間は、じっくり焼かれて表面は赤身をおびて少し焦げ、身は余計な脂が抜けて旨みだけが残り、たいへんおいしい。
金目鯛好きはぜひお試しを。
品書きに「クサヤ」がある。
島では塩は絶対的な貴重品で、少しでも塩分のあるものは捨てない。
はじめは塩水だった漬け汁を使いまわすうちに、発酵を繰り返して濃厚なエキスの旨味になったのがクサヤだ。
昔は塩が強く硬かったが今はあっさりしたソフトなクサヤが主流。
クサヤも新鮮なのがおすすめで、新島でむしるクサヤはとてもおいしい。
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明日葉天ぷら500円
手羽ぎょうざ560円
金目鯛のお刺身700円
チャーハン750円
盛若「麦」【神津島】グラス580円
嶋自慢 羽伏浦「麦」【新島】グラス580円
「営業時間17:30~23:00/不定休」

新島 とりてつ

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地元の労働者が集う大衆酒場ew_icon_a401_20230526162006e70.gif

四方を海に囲まれた日本は島が多く、島には島の居酒屋があり、それぞれの風土を楽しめる。
東京から約160キロ、伊豆七島北部に浮かぶ温暖な新島は、調布飛行場から飛行機で30分ほど。
新島は空気はきれいで、星空や海の美しさは首都圏とは比べものにならない。
新島のメインストリート「新島本道」の入り口にある焼き鳥酒場(とりてつ)に入った。
ここには東京下町の大衆酒場にも負けない常連客の活気がいつも満ちている。
連日常連と思しき人々で賑わう店内を見るといかにこの店が愛されているのかよく分かる。
焼き鳥のラインナップは、「ハツ」や「レバー」「ねぎま」「ぶたばら」など。
なかでも、「げきから」「うめしそ」という創作串焼きもある。
まずは生ビールをングングング……。
レバーのタレは濃厚な味付けのため、ジョッキを空けるペースが加速してしまう。
最近の高級焼き鳥屋は素材で誤魔化す。
これは塩で食えだのこっちは何もつけるなだの。
ここは自由なのが魅力。
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ハツ150円
ねぎま140円
レバー150円
にんにくま160円
グレープフルーツサワー600円
生ビール630円
「営業時間17:00~22:00/月休」

新島 日本橋

IMG_6655a (14)クサヤモロあおむろ

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IMG_6655a (15)カンパチ

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新島の郷土料理の実力店ew_icon_a400_2023052613263816c.gif

新島のメインストリートから入った路地に(日本橋)がある。
島の居酒屋はなんといっても魚の刺身だ。
黒潮まっただ中の伊豆諸島は、遠い中央市場など通さないから新鮮さはこの上なく食べ方も独特だ。
この日は珍しい青むろ刺「クサヤモロ」がある。
クサヤモロはアジ科の魚。
伊豆諸島で作られる「クサヤ」にもっとも適した魚だが鮮度落ちが早いため、鮮魚での流通は非常に少なく、産地で見つけるしかない。
ほとんどはクサヤに加工される。
今朝まで海で遊んでいたクサヤモロは歯にむっちりと応える。
新島では刺身はワサビではなく島唐辛子で食べる。
唐辛子はタイ産のスーパーホットかメキシコのハバネロが世界最強と言われるが、新島産も匹敵すると思え、うっかり噛むと、30分は氷水を含まずにはいられないから要注意だ。
刺身の醤油に島唐辛子を浸けるか、または切り口を刺身にこすりつけ食べ、鋭い辛みは魚の甘みをキリリと引き立てる。
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島寿司 一かん180円
新島産 山菜 ふきのしょう油漬け400円
あした葉天ぷら700円
新島産 青むろ刺780円
ハイボール600円
しまじまん 芋ロック660円
「営業時間17:00~23:00/水休」

浅草 ぼたん

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昼から居酒屋遣いで楽しめる中華料理店ew_icon_a401_202305241554504a7.gif

浅草の雷門や仲見世通り周辺は、相変わらず観光スポットとして賑わう。
しかし、祭りや競馬の無い平日、浅草の場外馬券売り場周辺は閑散としており、佇むアウトローめいた風体の男や、界隈の中年主婦がスーパーの買い物袋を自転車の荷台に載せて通り抜けるくらいだ。
浅草寺裏へ続く西参道、初音小路の両商店街とも寂れた地方都市の商店街に見るシャッター通りさながら、寒々しい。
けれども、そんな侘しい平日の町並みに奇妙な落ち着きを感じ、ふとブラつくことがある。
特別なじみの店とて無いが、歌舞伎の演目「花川戸の助六」でも知られている台東区花川戸を歩くと(ぼたん)という中華料理店がある。
中華料理にビールは悪くない。
カウンターに腰をおろし、まずはビール。
ングングング……。
品書きから「カニ玉」を選んだ。
届いたカニ玉は、とろりとした餡かけに、ふるふる玉子焼きが透けてもうもうと熱い湯気を上げ、とてもおいしかった。
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餃子「5コ」450円
ニラレバ炒め750円
カニ玉1200円
エビチリ1200円
生ビール 中650円
紹興酒 小「180ml」700円
「営業時間11:00~20:50/金休【不定休あり】」

押上 なおよし

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焼酎の品揃えが店の自慢ew_icon_a400_202305241317481cf.gif

東京メトロ半蔵門線押上駅A1出口から歩くこと約3分、四ツ目通り沿いに居酒屋(なおよし)がある。
下町酒場が進化し、いま押上周辺で最も充実した料理を出す居酒屋と言えよう。
名物は「ぜいたく盛【お1人様ご来店専用】」1500円だ。
この日は、ヒラメ、ワラサ、スズキ、ベニジャケ、メバチマグロ、マダイ、アカツブガイが登場した。
ぜいたく盛は、この良品をよくこの値段で出すなと意地を見せ、おかげで最上等のアカツブガイをたっぷり堪能できる。
目の前で叩き割ったアカツブガイの新鮮な肝は、アワビのワタの生ぐさ味やサザエの泥っぽさと違い、濃醇なコクに清々しい品がある。
福井地酒「九頭龍」で口を洗いすかさずもう一箸つまんだ。
酒は焼酎に力を入れ、焼酎バーなどと比べると、そこまで種類は多くはないが、プレミア級の品揃え。
高くておいしいのは当たり前。
安くて、いかにおいしいものを出すか。
居酒屋は実力勝負だ。
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うるめいわし500円
カツオほぐし身唐辛子ごはん500円
出し巻き玉子600円
たいの刺身1000円
富乃宝山520円
晴耕雨読520円
「営業時間17:30~22:00頃/不定休【11:00~15:00ランチは予約制】」

とうきょうスカイツリー 酒房 きむら屋

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家庭料理の下町酒場の居心地ew_icon_a401_2023052321085281f.gif

東武スカイツリーライン【東武伊勢崎線】とうきょうスカイツリー駅から徒歩約4分、浅草通り沿いに居酒屋(酒房 きむら屋)「酒房 キムラヤ」がある。
店はもともと昭和33年に創業した軽食喫茶。
その後居酒屋としてリニューアルした。
そのため暖簾をくぐれば、昔ながらの喫茶店の雰囲気だ。
居酒屋は古くて小さな店がいい。
長く続いてきたのは正直誠実な商売を続けてきたからだ。
店が古ければ店にしみ込んだ居酒屋の歴史を感じとれる。
したがって、酒料理は良いにこした事はないが、居心地、すなわち主人の人柄、客層、雰囲気、そういったものが優先する。
ラーメン屋ならば味さえよければパッと食べ、パッと出てしまえばよいが、居酒屋はそこに居る時間を愉しむところなのだ。
店は年配の女将が営む。
ここで味わえるのは、手作りにこだわった家庭料理。
アットホームな雰囲気と、手作り料理の誠実な味。
飲兵衛の心を和ませるにはぴったりだ。
ここには下町の気質が息づいている。
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冷奴350円
エイヒレ500円
アタリメ600円
生野菜700円
ウーロンハイ450円
麦焼酎「二階堂」600円
「営業時間17:00~23:00/月休」

徳島 魚吟酒場

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徳島で万人向けの居酒屋ew_icon_a400_20230518185105a1a.gif

JR高徳線徳島駅から歩くこと約12分、両国橋のすぐ近くに居酒屋(魚吟酒場)がある。
「いらっしゃい」
若いお姉さんが笑顔で迎えてくれた。
本日の〆として、ここで飯を食べて寝よう。
不健康な飲んだ後のラーメンはご法度である。
まずは酒。
徳島の地酒「三芳菊 阿波山田錦」にした。
クイー……。
パインのような熟れた旨みと酸味。
直汲らしい旨みが広がり、食中酒にもぴったりだ。
〆は「漁師のまかない飯」にした。
マグロやカンパチ、マダイなどの切り身がご飯の上にのる。
最初はそのまま食べて、最後はお茶漬けに。
ダシがよくきいている。
ご飯一粒まできれいにしゃぶり尽くして丼はカラになった。
徳島市は吉野川の河口に位置する徳島県最大の都市。
中央には市のシンボル・眉山が佇み、徳島駅前や新町地区、富田地区に飲食店が集中。
個性的な店も多い。
明日は東京へ帰る。
徳島よいとこ、また来るよとなった。
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真鯛刺身980円
タコの刺身980円
シマアジ刺身980円
カンパチのカマ 塩焼き・煮付け980円
和右衛門「グラス」450円
美保 原酒 瓶囲い 火入れ「グラス」450円
「営業時間17:00~翌0:00/日休」

木場 東屋

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深川の大衆酒場の魅力ew_icon_a400_20230518120826884.gif

深川という語を、今や地名として使うのは難しい。
その範囲があまりにも漠然としているからだ。
それは江戸時代、本所と深川を大雑把に界隈という曖昧な位置づけで呼び習わしたことに起因する。
江戸時代の「本所深川絵図」からは、運河を基準にして深川界隈の見当もつくようだが、現在は地下鉄の路線が界隈の判断基準となっている。
そのため深川エリアの総称範囲が拡大した感があり、さらに曖昧さをました。
東京メトロ東西線木場駅2番出口から歩くこと約1分、永代通り沿いに大衆酒場(東屋)がある。
カウンターに腰をおろし、酒を手酌した。
品書きに「こはだ」がある。
青魚酢〆は東京下町の居酒屋で最も粋な肴だ。
コハダは正しくはコノシロ【ニシンの仲間】で、江戸前鮨種に欠かせない。
届いた「こはだ」のキラリと光る銀肌をワサビ醤油にちょっとつけてパクリ。
爽やかな酸味、青魚の清潔な旨みは、まさに江戸の味。
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味噌にんにく330円
たこブツ500円
焼きブタ550円
まぐろブツ切り720円
清酒「富翁」360円
キリンビール「大びん」ラガー、一番搾り、クラシックラガー700円
「営業時間17:00~翌0:00/土・日・祝休」

徳島 竹の瀬

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徳島の食材にこだわる割烹料理ew_icon_a401_20230518113028bca.gif

JR牟岐線阿波富田駅から徒歩約11分、鷹匠町1丁目の飲み屋街の雑居ビル2階にある割烹料理店(竹の瀬)の玄関を入った。
「いらっしゃい」
午後5時。
そこはすぐにカウンターで、早くも客が酒を飲んでいる。
創業は平成4年。
とりあえずビールを頼んで料理を知ろう。
品書きは構えることなく手元に置かれ見やすい。
三段びっしりの上品な筆書は、造り、焼き物、揚げ物、珍味まで居酒屋と変わらない。
ここには、「沖漬け」や「カラスミ」といった恰好の肴となる料理が多くあり、そのどれもが例外なくうまいのだ。
ひと息ついて見る店の活気がすばらしい。
主人は先頭に立って働き、弟子も自分の役割を心得てどんどんすすめる。
あらためて品書きをしみじみ眺めた。
酒の肴の大全集のごとき品の数々は、このカウンターに座れば全く不自由しないだろう。
目の前に来た主人と話したい。
「居酒屋好きの私でもまことに居心地がいいです」
「いやいや、居酒屋です」と。
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メニューに値段表示なし。
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カラスミ
サヨリ造り
あわび天ぷら
ずわいがに天ぷら
村尾「鹿児島」
森伊蔵「鹿児島」
「営業時間17:00~翌0:00/日休」

徳島 蓮菜

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徳島実力の割烹料理ew_icon_a400_202305181050173eb.gif

JR牟岐線阿波富田駅から徒歩約12分、宮倉徳島線沿いに割烹料理店(蓮菜)がある。
カウンター右端の客は盃を手にした老教授風と妙齢女性のカップルで、女性は「わぁおいしい、これも」とはしゃいでご機嫌。
白木で統一した店内はまことに清々しく、割烹といえどもモダンも居酒屋風もあり、ここはイメージする割烹に最も近い。
よくこれだけの柾目があったと思わせる白木カウンターがすばらしい。
躍動感あふれるオープンキッチンでは、主人が新鮮食材の味わいを最大限に生かし、腕を振るう。
品書きに「はまぐり酒むし」がある。
ハマグリは大好物。
カツン、カツン。
差し渡しおよそ8センチ。
掌にずっしりと重い大きなハマグリを主人は叩き合わせた。
硬い金属的な音がするといいという。
さっそく主人はハマグリを火にかけた。
火の入れすぎは厳禁だ。
届いた酒むしは磯香に、ぼってりと濃厚に爛熟した官能の匂いよ味よ。
言うことナシ!
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食べ物メニューに値段表示なし。
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生たこ酢
カンパチ造り
焼タラバかに
子持こんぶフライ
侍士の門 いも600円
生ビール アサヒスーパードライ 中600円
「営業時間17:30~23:00/日休」

西中島南方 朋宛

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昼から通し営業の魅惑の焼肉屋ew_icon_a401_202305181006556e7.gif

Osaka Metro御堂筋線西中島南方駅から徒歩約1分、新御堂筋沿いにある焼肉屋(朋宛)への客足は絶えない。
一見の客とて、この味の評判を聞いて訪れている。
メインとなる焼肉は、大きく分けて二種類。
「特上カルビ」や「上ロース」といった赤身系と、「上ミノ」や「ハチノス」などのホルモン系がある。
市場から仕入れる赤身肉やホルモンは、鮮やかな色艶がその鮮度を物語る。
ここでは注文した肉は生のまま差し出され、テーブルに設置されたガスロースターを使ってセルフで焼く。
一度に全部焼くもよし、少しずつ焼くもよし。
自分のペースで焼けるため、いつでも焼きたてを味わえるのが、このスタイルの真骨頂。
通の多くは、炙りレバーや上塩タンの“半焼き”と呼ばれる肉の片面焼きを好む。
そんな焼肉の相棒となるのは焼酎のオンザロックだ。
焼酎バーなどと比べると、そこまで種類は多くはないが、人気銘柄を揃えている。
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コストパフォーマンスは優良。
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上バラ 中皿750円
ホルモン4種盛り970円
特上カルビ1080円
上ロース「塩・タレ」中皿1650円
富乃宝山680円
杜氏潤平680円
「営業時間12:00~23:30/日休」

淡路 大山

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駅前で飲兵衛を手招きする立ち飲み酒場ew_icon_a400_202305180919566aa.gif

阪急淡路駅東出口から歩くこと約5秒、駅前にある立ち飲み(大山)に立ち寄った。
立ち飲みの話題には大阪を抜きにしては語れない。
大阪の立ち飲みは庶民的レベルにあるものの、あまりにも当たり前すぎて、一般的な興味の対象とはならなかったのだろう。
90年代のながごろ、大阪に在った酒店のうち、約2000軒が立ち飲みをさせていたという。
これに一般の立ち飲み屋を加えれば約4000軒、ほぼ東京の10倍近くの店舗数と考えられた。
戦後、衛生上の問題から規制されていた“コップ酒販売の復活”を勝ち取ったのも大阪の販売業者。
立ち飲みに関する限り、東京と大阪では別世界の飲酒文化を眺める思いだ。
この店の客層は若者が中心。
スタッフの多くが若い女性とくれば、当然、会話も弾む。
料理は鉄板焼がメイン。
立ち飲んだ店先のワイン樽を利用した丸テーブルに立つ外飲みは、気楽に過ごせる場所だ。
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だし巻き卵280円
国産鶏から揚げ380円
てっちゃん 自家製梅ダレ380円
てっちゃん 自家製味噌ダレ380円
日本酒「恒の月」380円
ネパールウイスキー500円
「営業時間17:00~23:00/不定休」

『立ち飲み店』

淡路 立ち呑み のむのむ

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毎夜飲兵衛で賑わう淡路の立ち飲み酒場ew_icon_a401_2023051808503192b.gif

JRおおさか東線淡路駅と阪急の淡路駅のちょうど中間、東淀川区第2015-01号線から入った路地に立ち飲み酒場(立ち呑み のむのむ)がある。
人が決意して行動を起こそうとする時、自らを鼓舞するために酒の力を借りることもある。
そんな間際に飲む酒を古代人は“立ち酒”と呼んだ。
古語辞典によると【立ちながら酒を飲むこと。出発または葬送の際に…】の意とある。
それにしても、酒場の立ち飲みより遥か昔の言葉だったことは興味深い。
この店は酒屋での立ち飲みとは異なる、本格化した庶民的な居酒屋に似た雰囲気を追求。
メニューは居酒屋の模範となるようなものばかりが並び、そのどれもが例外なく安い。
多様化する立ち飲みの中で、店が選ばれる理由の第一に料理がある。
客のオーダーはキッチンで調理され、素早く供してもらう。
フードカウンターから惣菜を選ぶシステムに比べ、食材が調理過程の延長で口に運べる。
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値段表示は外税。
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ポテトサラダ230円
うなぎ肝串焼280円
しめサバ390円
牛肉たたき500円
一番札350円
アサヒスーパードライ樽生350円
「営業時間14:00~22:00/日休」

『立ち飲み店』

徳島 御料理 なつめ

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徳島で名の知れた高級割烹ew_icon_a400_20230517194709a90.gif

JR牟岐線阿波富田駅から歩くこと約10分、栄町の飲み屋街に高級割烹(御料理 なつめ)がある。
「いらっしゃいませ」
玄関を開けるとすぐに仕事中の白衣の主人が見えて、迎えの言葉をいただく。
さほど広くない店内をしばらく見渡す。
白木のカウンターに合わせて壁も明るいベージュで統一したモダン和風が軽快だ。
清潔で凛とした雰囲気が、さあおいしいものをいただく気分を盛り上げる。
割烹は料理の幅が広くそれを楽しみに来た。
酒より料理だ。
それでは一品ずつ頼み、その結果で次にすすもう。
量もわからないしな。
よし決まり。
「車えびさしみと、酒は芳水【徳島】の冷で」
「承知しました」
超特大の車えびの跳ねまわるほど元気なものを、殻と身の間にゆびをこじ入れて、殻をむき、あとは食べやすい大きさに切って届いた。
身に甘みがあってうまい。
さすが素材が違う。
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コストパフォーマンスは望めない。
食べ物メニューに値段表示なし。
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のどぐろ煮付
しまあじさしみ
子持ち昆布フライ
じゅんさいワサビ酢
山ねこ グラス600円
磯自慢 一合1000円
「営業時間17:00~翌0:00【日・祝】17:00~22:00/無休」

高松 くいもんや おか村

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福井の地酒と郷土料理の居酒屋ew_icon_a400_20230517180435190.gif

琴電琴平線瓦町駅から徒歩約五分、瓦町の飲み屋街にある居酒屋(くいもんや おか村)に入った。
品書きの「ヘシコ 鯖のぬか漬け」や「越前おろしそば」、日本酒の「黒龍」「一本義」「梵 ゴールド」などの揃えを見れば察することができるだろうか、主人の出身地、福井の郷土料理と地酒が楽しめる居酒屋だ。
品書きから選んだ福井地酒「九頭龍」は、米本来の旨味を引き出しつつ、飲みやすさを追及した酒である。
冷やだけでなく、ぬる燗で鍋などをつつきながら飲めば極楽そのものだろう。
品書きに「ヘシコ 鯖のぬか漬け」がある。
ヘシコは鯖を米糠に漬け込んだ若狭地方の郷土料理で、旨みが凝縮され、うっかりすると酒量に、歯止めが効かなくなる。
夫婦が心をひとつに働く様子が気持ちよい。
客は場所柄、近所の常連客も多く、女将さん相手に笑いあっている。
高松は、きさくな声かけと気の利いた受け答えの生む笑いだ。
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味噌焼きおにぎり1コ500円
すじ肉豆腐800円
ヘシコ 鯖のぬか漬け800円
越前おろしそば900円
福井 一本義 伝心 本醸造 グラス450円
福井 黒龍 純米吟醸 グラス650円
「営業時間17:30~23:00/日休」

高松 おさ和風

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宴会で賑わう高松の居酒屋ew_icon_a401_20230517172804253.gif

琴電琴平線瓦町駅から徒歩約6分、高松中央商店街から入った路地に居酒屋(おさ和風)がある。
店は一人用のカウンターから、個室もあり、ありとあらゆる客を飲み込む。
厨房では料理人が働き、お運びの従業員が大忙しだ。
男ばかりぎっしりの中に若めの男女カップルがいる。
男は「しゃれた店じゃないよ」と憮然たるものだが、女性の目が輝いて嬉しそうなのは、こういう居酒屋で平然と振る舞える彼に頼もしさを感じているようだ。
身なり良い紳士客は、居酒屋に沈潜する醍醐味を味わっているのだろうか。
男とは不思議なもので、功成り名を遂げ、平気で高級な店に行けるようになっても居酒屋の暖簾をくぐりたくなる。
この心理は女性にはわからないだろうと思っていたが、そうでもないとすれば気分がいい。
ここには「炙り肉寿司」や、「しいたけのたたき」といった恰好の肴となる料理が多くあり、そのどれもが例外なくうまいのだ。
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がっこチーズ390円
ホタルイカ沖漬け540円
なす田楽 チーズ味噌690円
贅沢 雲丹のっけ肉寿司 2管1200円
こぼレモンサワー580円
アサヒ スーパードライ690円
「営業時間18:00~23:00/不定休」

門前仲町 旬菜料理 緒川

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昔ながらの肴に酒がすすむew_icon_a400_20230517141230313.gif

門前仲町で自分好みの居酒屋を物色するのは、さほど困難ではない。
永代通りを挟んで広がる飲み屋街は、整然と区画された裏通りにあり、そこを歩けば店構えや漏れ来る店内の雰囲気で大方の察しはつく。
東京メトロ東西線門前仲町駅2番出口から徒歩約1分、大横川【堀割】側の横丁に居酒屋(旬菜料理 緒川)がある。
14~15人でいっぱいの小さな店に年配の主人一人。
鋭い目つきのいかにも一徹な職人肌である。
店内はぴりっとした緊張感があり、多彩な品書きには珍しいものもある。
この店に初めて訪れたなら、まずは挨拶代わりの刺身からだろう。
この日は活ヒラメ、活アナゴ、ホウボウ、カツオ、メジマグロ、ヤリイカ、活ホタテ、活アワビ、茹でホタルイカが揃う。
好きな魚を選べる「お造り」は、2点1190円、3点1740円、4点2290円、5点盛りもできる。
3点盛りにし、カツオ、ホウボウ、ヤリイカを選んだ。
魚はどれも鮮度抜群で、そのことは歯応えでわかる。
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穴子煮こごり520円
かんぱちカブト焼550円
山うどすみそ590円
なめたかれい煮付880円
伯楽星 特純830円
陸奥八仙 いさり火990円
「営業時間17:00~23:30/日休」

国分寺 㐂八

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古い居酒屋の良さew_icon_a400_20230517132739f3b.gif

JR中央線国分寺駅から歩くこと3~4分、南町の小さな飲み屋街に居酒屋(㐂八)「喜八」がある。
店内に一歩足を踏入れれば、そこには懐かしくも親しみ深い昭和の雰囲気がそのままの姿で留まっている。
古い木造モルタルの建物をリニューアルなしで維持するには、造作のすべてをよほど大切に使い込まなければならず、店主の努力に負わなければならない。
品書きには「本まぐろ」「イカ刺」などの刺身も書かれているが、今は生物【刺身】は無いという。
(㐂八)の客は、海鮮の肴や吟醸酒を目当てに来るのではない。
剣菱と、つまみは「肉ジャガ」や「酢の物」「なす味噌炒め」などの家庭料理がメインである。
決して気の利いた酒肴がそろうわけではないが、それでも毎日のように常連客が訪れるのは、時計の針を巻き戻したかのような昭和の香り漂うレトロな空間があってのこと。
店内は長年の歳月を経て居酒屋の味わいに転じている。
おそらく、それが常連客にとって魅力に違いない。
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しらすおろし600円
九条ネギ味噌炒め600円
ぶり照焼800円
えびアヒージョ800円
焼酎 麦・芋600円
剣菱 黒松900円
「営業時間17:30~23:00/土・日・祝休」

木場 おかめ

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小さな寿司居酒屋の魅力ew_icon_a400_202305162116127bb.gif

東京メトロ東西線木場駅から歩くこと約5分、洲崎川緑道沿いの古い棟割長屋にある寿司居酒屋(おかめ)に入った。
店のすぐ近く【二軒隣】に元洲崎遊廓の入り口だった大門跡地【洲崎橋跡地】がある。
明治21年に開業した洲崎遊廓は、戦後、特飲街「洲崎パラダイス」として再開し、昭和30年代に売春防止法が施行されるまで続いた。
その後、働き場を失った遊廓の女たちは去るほかなかったろうが、酒場経営や遊廓に関わりつつ生計を立てていた人々の中には、洲崎周辺に根を下ろし、商売を営んだケースもあるという。
この店の建物は、戦後赤線に移行した洲崎で、当時からここにあったであろう。
中を覗けば3坪にも満たないであろう小さな空間にカウンターがあるのみ。
品書きにはうまそうなアテがずらりと揃う。
カウンターに腰を下ろし、寿司をつまみながら一杯やる。
鈴虫の音色など聞こえておれば、しばし昭和初期の洲崎情緒に浸れる。
洲崎パラダイスを追体験できる。
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銀鱈 西京焼600円
緑茶ハイ500円
レモンサワー500円
角ハイボール500円
生ビール キリンラガー600円
カキ「二コ」800円
「営業時間17:30~21:30/日・祝休」

高松 おばんざい 家庭料理 いろいろ

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高松で早い時間から飲める貴重な居酒屋ew_icon_a401_20230516083120754.gif

琴電琴平線瓦町駅から徒歩約4分、ぎおん通り沿いに居酒屋(おばんざい 家庭料理 いろいろ)がある。
ここで味わえるのは、素朴な家庭料理。
特別な料理や酒が用意されるわけでもない。
料理は「豚の生姜焼き」「納豆オムレツ」「ソーセージ焼き」などの定番メニューに加え、「地ダコの天ぷら」「とろろふわふわ焼き」「キーマオムレツ」といったその日のおすすめが揃う。
決して気の利いた酒肴が揃うわけではないが、それでも常連が訪れるのは、人情に溢れた家庭的な雰囲気があってのこと。
居酒屋が他の食べもの店と一線を画すのは、メニューも何ひとつ変わらないのを知っているのに「まったく、変わり映えしないな」と文句言いながら同じ席で同じものを注文する。
それが冷奴だったり玉子焼きだったり簡単な家庭料理でも。
居酒屋とはそういう場所なのだ。
居酒屋は居心地が優先する。
高松のはしご酒の一軒目に訪れてみては如何。
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魚肉ソーセージ280円
タコさんウインナー450円
だし巻き玉子520円
野菜サラダ600円
芋「黒伊佐錦・金黒」480円
ホッピー「白・黒」セット580円
「営業時間15:00~22:00/日休」

高松 活魚料理 あきやま

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瀬戸内の鮮魚が味わえる居酒屋ew_icon_a401_20230515120748436.gif

琴電琴平線片原町駅から歩くこと約12分、香川県立中央病院前に居酒屋(活魚料理 あきやま)がある。
昼時は行列ができる人気店。
(活魚料理 あきやま)は居酒屋らしい風情ながら、もっぱら周辺の会社員や地元住民たちの胃袋を満たす食堂として賑わう。
天井の高い開放的な空間が特徴の店内。
食堂の雰囲気にエプロン姿の従業員がよく似合う。
こういった居酒屋には安い、うまい、早いの三拍子は欠かせない要素。
料理は300円で楽しめる「冷やっこ」「アジ三杯酢漬け」から、「アサリバター」「アサリ酒蒸し」といった500円の定番一品料理のほか、刺身や定食まで揃う。
もちろん、料理は厨房で手作りしているのだから、飲兵衛が放っておくはずもない。
まずは生ビールをングングング……。
本日のサービス定食のマグロとマダイの刺身、煮魚、魚フライ、ご飯、味噌汁、漬物で1000円はお徳用だ。
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アジ三杯酢漬け300円
アサリバター500円
タイあらだき1000円
造り盛合わせ1200円
金陵「香川県」超辛口 1合600円
凱陣「香川県」純米吟醸 無濾過生 1合1200円
「営業時間11:00~13:30・17:00~21:30/日休【月祝休前日営業】」

岡山 味いそ料理 庄や

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地元客で賑わう岡山の繁盛店ew_icon_a400_2023051511201146e.gif

JR山陽本線岡山駅から徒歩約8分、けやき通りとあくら通りをつなぐ路地に居酒屋(味いそ料理 庄や)がある。
午後6時を過ぎると店内は連日満席の人気居酒屋だ。
まずは日替わりで11~12品がカウンターに並ぶ大皿料理をチェック。
定番もあれば、旬の食材を使った季節料理も登場する。
その中からナス煮を選び、八重垣の燗酒を手酌した。
クイー……。
ああうまい。
こうなればやっぱり「刺身盛合せ」だ。
この日はシマアジ、カンパチ、マダイ、ヒラメ、サワラ、モンゴウイカが登場した。
シマアジはアブラがよくのっておいしい。
カンパチは旨味が濃厚。
マダイは上品な甘さがある。
ヒラメはコリッとして味はあっさり。
サワラはやわらかくアブラがある。
モンゴウイカは甘味がもっちりしてとてもおいしい。
「何もかもうまい!」
「ハハハ」調理場のお姉さんが嬉しそうに笑う。
瀬戸内の魚で飲むならここ。
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食べ物メニューに値段表示なし。
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ママカリ酢
エノキバター焼
手作りポテトサラダ
西貝つぼ焼「瀬戸内産」
燗酒「八重垣」大「約二合」770円
御前酒「岡山」純米300ml1000円
「営業時間17:00~23:30/日休」

高松 BARふくろう

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高松のはしご酒のアクセントにおすすめのオーセンティック・バーew_icon_a52_2023051510352600b.gif

琴電琴平線片原町駅から歩くこと約七分、讃岐街道沿いの雑居ビルにあるオーセンティック・バー(BARふくろう)に入った。
「いらっしゃいませ、何にいたしましょう」
「ブラッディマリーを」
「はい、かしこまりました」
毎度お馴染みのブラッディマリーはスタンダードカクテル。
長年飲み続けたカクテルは、ホワイトレディ時代、ジントニック時代、モスコミュール時代、今はブラッディマリーだ。
カクテルの王様といわれるマティーニは滅多に飲まない。
確かにおいしいカクテルだが強く、これを飲んでしまうとその日は打ち止めになるからだ。
タンブラーに氷を入れ、ウォッカ、トマトジュースを注ぎ、ブラックペッパーを少々。
シェイクしない一般的なブラッディマリーだ。
好みはウスターソースとタバスコ少し、シェイクするスタイルが好み。
ブラッディマリーはその店の作り方があり、最も店の個性があらわれるカクテルで、店によって、作り方も味も違う。
届いたブラッディマリーはスタンダードな味わいだった。
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メニューはない。
チャージあり。
「営業時間18:00~翌2:00/日休」

岡山 弁慶

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岡山の酒場放浪の〆におすすめの居酒屋ew_icon_a401_20230515095428688.gif

岡山電気軌道柳川電停から徒歩約三分、桃太郎大通りから入った路地にかやくめしがうまい(弁慶)がある。
屋号に“かやくめし”と銘打つように、名物はかやくめし。
壁のメニューは、「鯨竜田揚」「鯖のたたき」「鴨ロースあぶり焼」など一〇種類ほどと少なめだが、日替わりメニューもある。
古めかしい佇まいのままで営業する(弁慶)は、外観だけでなく、店内のレトロな空間もとてもよい。
好みでは、居酒屋の建物は古ければ古いほどよい。
十年、二十年では新しい。
できれば三十年以上、戦前なら最高だ。
古い建物は時の経過のみ生み出す味わいをもち気持ちを落ちつかせる。
それは「価値が定まった」からだろう。
ところで、ここの名物かやくめしをお忘れなく。
かやくめしは豚汁付1100円とあさり吸物付1100円が選べ二杯までお代わり無料。
コンニャク、ゴボウ、ニンジンなどが入るかやくめしはしみじみおいしかった。
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飲み物メニューなし。
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サラダ440円
若どり唐揚770円
若どりたたき770円
鴨ロースあぶり焼900円
海鮮納豆1000円
鯨生姜焼2300円
「営業時間11:30~12:30頃・17:30~21:00/土・日・祝休」

十三 イマナカ酒店

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レトロ空間で角打ちができる酒屋ew_icon_a401_2023051509072911a.gif

阪急電鉄十三駅東改札口から歩くこと約二分、十三駅前通アーケード商店街に角打ちができる酒屋(イマナカ酒店)がある。
創業は昭和三年。
「はい、いらっしゃい」
「ビール大瓶ね」
会計は後払い。
カウンター後ろの棚には、日本酒一升瓶や缶詰めが置かれ、カウンターに客がぎっしり張り付く。
客層から見れば、ほとんどが地元の労働者のようで、今時の有名地酒好きな輩と違い、やはり昔ながらの清酒が好みのようだ。
カウンター端には現役をとうに退いた紳士風の老人が、競馬新聞を片手にグラスを傾ける風情。
なんとも、いにしえの粋な大阪を駆け抜けてきたにおいを漂わせている。
酒のつまみは酒屋らしく乾き物、缶詰め、簡単な惣菜などが揃う。
およそ四十人は入る店内には、おそらく昼間の配達を終えてからの作業なのだろうか、みなニコニコと笑顔で客に接し、疲れを感じさせない姿がすがすがしい。
もう一軒行くしかない、十三の夜はこれから幕を開ける。
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たまご豆腐160円
いか塩辛200円
とまと250円
ピータン300円
清酒 上選280円
アサヒビール大瓶450円
「営業時間11:00~21:00【日】11:00~20:00/月休」

高松 雨ノチ晴レル家

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高松気鋭の割烹居酒屋の実力ew_icon_a401_202305141733424b6.gif

琴電琴平線瓦町駅から歩くこと約四分、高松瓦町の飲み屋街に割烹居酒屋(雨ノチ晴レル家)がある。
店内は厨房をL字のカウンターが取り囲むこぢんまりとした造り。
客の視線が注がれる厨房では、若い主人が丹念に炉で野菜や肉を焼き上げる。
火加減の調節や素材の扱い方、さらには淡々と注文をさばく仕事ぶりに熟練の技が見て取れる。
炭火で焼き上げた「朝どれの椎茸と甘鯛の鱗焼き」は炭の香ばしさがほんのり。
出汁が効いた餡とほのかな炭の苦味が素材のうまさを引き立てる。
添えられたおろし生姜がいいアクセントだ。
「スナップえんどうジュレがけ」は上品なジュレがスナップえんどうに合わさることでグッと素材の香りを際立たせる。
どちらも恰好の酒肴となって飲兵衛を魅了する逸品だ。
合わせた芋焼酎「真鶴」のオンザロックにぴったり。
今年で開店四年。
主人の思いが良い波に乗っている。
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値段表示は外税。
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スナップえんどうジュレがけ600円
そら豆炭焼き800円
だしまきたまご900円
瀬戸内 ハモ醤油バターソテー1400円
ジンジャーハイボール700円
イチローズモルト900円
「営業時間17:00~22:00/不定休」

岡山 㐂楽

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岡山の寿司屋文化遺産ew_icon_a401_20230514164352bde.gif

岡山電気軌道西川緑道公園電停から徒歩約3分、西川緑道公園筋沿いに老舗寿司屋(㐂楽)「喜楽」がある。
岡山の飲み屋街にあって、なんとも鄙びた建物がひときわ目を引く。
聞けば創業74年。
カウンターに座った時、濃密に残っている昭和20年代頃の空気に圧倒された。
入口にある小さな手洗いは古い店の証拠だ。
昔の店は必ず玄関脇に簡単な手洗い水道が備えてある。
昔の衛生法の定めなのかは知らないが、まず手を洗い席につくのはよいものだ。
改装せず古いままに続けてきた店独特の、すすけていながらどこか凜とした潔癖さがみなぎる。
たとえ建物は古くても、掃除がゆきとどいて、整理整頓された店内は、気持ちがいい。
大将なり、女将さんの心が行き届いているのである。
届いた「松」のマグロ、マダイ、カンパチ、サヨリ、イカ、タマゴのすばらしさ。
今朝まで瀬戸内の海で遊んでいた魚は歯ごたえを楽しめる。
魚は寝かしてはダメ、鮮度を貴ぶ。
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飲み物メニューはない。
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かっぱ398円
穴きゅう980円
ばってら1380円
ぬく寿司1580円
松「6貫」1800円
梅「10貫」3300円
「営業時間12:00~14:00・17:00~22:00/日・祝休」

徳島 鴻

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徳島のはしご酒の〆にふさわしいオーセンティック・バーew_icon_a52_20230514160218426.gif

JR牟岐線阿波富田駅から歩くこと約12分、栄町の飲み屋街の雑居ビル3階にあるオーセンティック・バー(鴻)「Kohno」に入った。
バックバーにウイスキーがズラリと並び圧巻だ。
材料の吟味から作り方、ホスピタリティまで、酒のプロフェッショナルとしてもてなしてくれる。
徳島産の柑橘を使った地産地消のカクテルがおすすめと言う。
それではとオリジナルカクテル「果物&野菜 カクテル」から甘夏にした。
ウォッカをベースに甘夏を加えてシェイクする創作カクテルで、名は「甘夏」。
シャッシャッシャッシャッ……。
脚を大きく開いた安定した姿勢で繰り出す、軽く早いスピードのしなやかなシェイクだ。
届いた「甘夏」は甘夏の香りを存分に抽き出し、透明な甘味酸味が気品をまとって立ち現れる高貴な味よ!
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メニューに値段表示なし。
チャージあり。
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イタリア産からすみ
季節野菜の自家製ピクルス
自家製レーズンバター・コアントロー風味
フルーツトマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ
番茶香るモスコミュール
自家製インフュージョン・ジントニック
「営業時間19:00~翌2:00/不定休」

淡路 立呑み あわや

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半立ち飲みの人気居酒屋ew_icon_a401_20230514141619912.gif

阪急電鉄の淡路駅東口から徒歩約2分、東淀川区第2015-01号線沿いに立ち飲み居酒屋(立呑み あわや)がある。
店内は立ち飲みカウンターのほか、テーブル座席も幾つか。
品書きは刺身から焼き物、揚げ物、和え物、サラダといった大衆居酒屋の定番がズラリと並ぶ。
その数ざっと100種類を超える。
そんな豊富な料理の中でもおすすめは刺身だ。
選んだ「カツオタタキ」と「鳥ハート造り【ハツ刺し】」二品で760円なのだから、立ち飲み価格といえども破格値といっていいだろう。
一方、酒はというとこちらも生ビールが360円という安さ。
日本酒「一合徳利」に至っては340円というから、財布にはとことん優しい。
カウンターでは若い女性が二人とも燗酒に焼きトンを頬張りながら、周囲の常連客たちと屈託なく語らう。
大阪の立ち飲み屋では、立ち飲みをイレギュラーな飲酒スタイルとは言い難い。
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コストパフォーマンスは優良。
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ポテトサラダ180円
カニカマ天プラ220円
とりタタキ300円
カツオタタキ380円
日本酒「常温/燗」一合徳利340円
生ビール「アサヒスーパードライ」360円
「営業時間13:00~21:00/無休」

『立ち飲み店』

高松 寿し勝

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瀬戸内の鮮魚に酔いしれるew_icon_a401_20230514141619912.gif

琴電琴平線瓦町駅から歩くこと約6分、高松ライオン通商店街「高松中央商店街」に寿司屋(寿し勝)がある。
看板に「瀬戸内の魚」と、何とも酒飲みの心をくすぐる文字が踊っており、入店前からいやが上にも期待は高まっていく。
「らっしゃい」
男盛りの大将がつけ台に立つ。
毎日市場から仕入れる新鮮な魚は、包丁さばきや握り方など大将の熟練の技術によってさらに旨みが引き出される。
値段は時価にせず、「上にぎり八貫」1650円など客が安心できるような価格で提供。
ホワイトボードには、ちょっと飲みたい時にぴったりな一品料理が並び、季節のおすすめやつまみなどもうまそうだ。
まずは生ビールをングングング……。
それから握られた「地魚にぎり八貫」の、マダイ、讃岐でんぶく【ナシフグ】、ハマチ、サヨリ、タコ、サワラ炙り、カンパチ、アナゴのすばらしさ。
白身は歯ごたえが別格。
魚は鮮度だ。
鉄火巻を追加してビールを飲み干し店を出た。
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キューリ巻550円
鉄火巻650円
上にぎり八貫1650円
地魚にぎり八貫1650円
アサヒスーパードライ 中ジョッキ550円
金陵濃醇純米660円
「営業時間17:00~翌3:00/月休」

徳島 LA BOUCHE Coeur de Sinn

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徳島の本格ワインバーew_icon_a52_2023051413105330f.gif

JR牟岐線阿波富田駅から徒歩約10分、「栄町 ようこそふれあい通りへ」のアーチをくぐり、少し歩くとワインバー(LA BOUCHE Coeur de Sinn)「ラ ブーシュ クール・ド・シン」がある。
カウンターにインテリ風のマスターが立つ。
「亜硫酸塩【酸化防止剤】が入ってないワインありますか」
「数種類あります」
ナチュラルワインを揃えるワインバーはまだ少ない。
おすすめを頼むと「イエローマジックワイナリー グルーヴ デラ ヤロウ'22「山形 JAPON」をワイングラスに注いで差し出された。
いつもの癖でワイングラスをしばし高く上げてからスイと飲んだ。
芳香、甘味、キレがすばらしい。
自然な旨みがナチュラルワインの魅力だ。
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チャージあり。
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ペラン レゼルヴ'19「ローヌ フランス」900円
グラン リバド アルバリーニョ'20「リアス バイシャス スペイン」900円
シャトーロック ル メイン'18「ボルドー フランス」1200円
チロル農園 HARA HARA'22「山梨 JAPON」1400円
イエローマジックワイナリー グルーヴ デラ ヤロウ'22「山形 JAPON」1400円
北澤ぶどう園シラー'20「長野 JAPON」1700円
「営業時間20:00~翌4:00/不定休」

徳島 くずし和食 花菜

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良心的価格のくずし和食ew_icon_a401_20230514122711bf2.gif

JR高徳線徳島駅から徒歩約10分、両国橋通り沿いに居酒屋(くずし和食 花菜)がある。
「いらっしゃいませ」
落ち着いた主人に迎えられカウンター端へ。
まずは注文。
品書きに徳島名物「活〆鳴門鯛造り」がある。
楽しみにしていた鳴門鯛が出た。
鳴門鯛は甘味がありタッチは清潔。
穏やかな瀬戸内の鯛に比べると、荒波にもまれたひきしまった白身だ。
生ぐさくない上品な甘さはよく知らないのにさすが鳴門の鯛と言ってみたくなる。
やはり名物や名産は食べなきゃ損。
活〆鳴門鯛造りにスダチが添えられている。
徳島では、刺身でも揚げ物でも必ずスダチをかけて食べる。
香りがよく、口の中をさっぱりとさせてくれるのだ。
酒を進ませる名脇役である。
鳴門鯛にキュッとスダチを搾ると爽やかにおいしい。
スダチの搾り方は「スダチ45度」。
半割にしたスダチを45度に傾け、指で挟んで搾る。
スダチの果汁が飛び散りにくく、皮から出る香気も楽しむことができるのだ。
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もろきゅう500円
阿波尾鶏 せせりポン酢800円
はもの天ぷら1000円
活〆鳴門鯛造り1200円
黒霧島600円
すだち酎600円
「営業時間17:00~23:00/日休」

徳島 まわり道

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徳島のディープな路地裏酒場ew_icon_a401_20230514115053d95.gif

JR牟岐線阿波富田駅から徒歩約10分、鷹匠町の飲み屋街を歩くと、人がすれ違うのもやっとの「茶柱通り」が現れる。
徳島の飲み屋の裏通りは、狭い道や小さな路地が入り組んだエリアで、人々が通り抜ける飲み屋街とは対照的に、静かでディープな雰囲気が漂う。
いかにも怪しげな雰囲気に、歩を進めるのをためらってしまうが、小さな小料理屋(まわり道)の暖簾をくぐった。
「いらっしゃい」
カウンターに立つ女将がにこやかに迎えてくれた。
創業は平成3年。
6年ほど前、店の常連だった女将が初代から店を引き継いだそうだ。
「名物の玉子焼などは、先代にレシピを教えてもらいました」と女将は話す。
それではと玉子焼を注文すると、今日は臨時休業する予定でお通ししかないと言う。
焼酎のお湯割りでお通しの春菊白和えをつついた。
女将の穏やかな人柄もあり、女性一人でも気兼ねなく訪ねられるだろう。
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コストパフォーマンスは望めない。
メニューに値段表示なし。
飲み物メニューはない。
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トンテキ
レンコン焼
たまご雑炊
山芋たんざく
半田にゅうめん
玉ネギちりめんサラダ
「営業時間18:00~23:00/日・祝休」

徳島 AsianStyleBar SOI 555

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旅先の路地裏酒場の魅力ew_icon_a401_20230514112128ceb.gif

JR牟岐線阿波富田駅から徒歩約10分、鷹匠町の飲み屋街を歩くと、こぢんまりとした飲食店が軒を連ねる「茶柱通り」と名付けられた裏小路がある。
「茶柱通り」の中ほど、ひときわ明るいタイ料理の(AsianStyleBar SOI 555)「アジアンスタイルバー ソイ ハハハ」に入った。
「いらっしゃい」
若い店主が一人で店を切り盛りしている。
カウンターに腰を下ろし、まずはビール。
タイビールいろいろの中からシンハーにした。
アジアビールでは輸入量No.1のタイを代表するビール。
トクトクトク……、ングングング……、プハー。
バランスの取れたスパイシーな味わいだ。
お通しの自家製ローストビーフがとてもおいしい。
店主は料理好きなようで、この店の料理は全て手作りにこだわると言う。
それではと注文した「カイチャオ」はピリッと辛いタイ風オムレツ。
徳島は、酒も肴も人もいい。
まだまだ名残惜しいけど、次の店に移動するか。
次の止まり木を探して歩いた。
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ケイジャンポテト700円
ガイトート800円
カオマンガイ1000円
ローストビーフ1300円
シンハー800円
フェダブロイ800円
「営業時間19:00~翌3:00/木・日休」

徳島 桑の実

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徳島のはしご酒のアクセントにおすすめの小酒場ew_icon_a400_20230514105107e44.gif

JR牟岐線阿波富田駅から歩くこと約10分、鷹匠町の飲み屋街を歩くと、人がすれ違うのもやっとの「茶柱通り」がある。
長さは50メートルほど、道幅は2メートルもない通りの和風スナック(桑の実)の看板に明かりが灯った。
「いらっしゃい」
年配の女将がカウンターに一人立つ。
長旅で疲れた体を癒すべく、まずは焼酎のお湯割りで喉を潤す。
ホワイトボードに書かれたメニューはなく、大皿料理四種がこの店の全メニューだと言う。
「さぁ、何を食べようか」とカウンターに並んだ大皿料理を品定め。
その中からワラビの白和えにした。
小さな酒場だけに気づけば女将だけではなく、相客とも会話が始まり、しっかりと縁が結ばれていた。
酒場は人と人の縁を結ぶ場所でもある。
裏通りの酒場には、このような店が多いのが特徴。
大抵が小さな店で、カウンターには常連が座っていて。
旅人であるはずの自分が、いつの間にか馴染んでいる。
それが楽しいのだ。
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メニューに値段表示なし。
飲み物メニューはない。
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めざし
うどん
焼そば
あたりめ
大根おろし
たまご焼き
「営業時間18:30~翌0:00/無休」

徳島 一鐵 徳島駅クレメントプラザ店

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電車の待ち時間も退屈しない寿司屋ew_icon_a400_202305131811145a9.gif

JR高徳線徳島駅直結の徳島駅クレメントプラザ地下一階の「徳島駅バル横丁」にある寿司屋(一鐵 徳島駅クレメントプラザ店)に入った。
カウンターに腰を下ろし、まずは酒だ。
日本酒の品書きに徳島の地酒が揃う。
思案の挙句まず「鳴門鯛」にした。
クイー……。
特別純米酒らしいコクのある香りと幅のある旨味が際立つ。
鳴門に200年以上、阿讃山脈の伏流水を使い、昔ながらの山廃仕込みを守る蔵元の定番酒。
鯛の刺身や寿司などと相性がいい。
届いたにぎり寿司は、マグロ、マダイ、サワラの炙り、カンパチ、イカ、ツブガイ、タケノコ、タマゴ、カニマヨ巻きが登場した。
小さめの握りは酒のアテにぴったり。
寿司ダネはどれも新鮮で、そのことは特にマダイやカンパチの弾力のある歯ごたえを味わえば一目瞭然。
寿司以外のつまみが豊富な点もこの店の大きな魅力で、居酒屋遣いで楽しめる寿司屋だ。
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なみだ「わさび巻き」400円
チャンジャ&クリームチーズ600円
ずわい蟹カニ味噌のせ680円
まぐろスペシャル960円
角ハイボール560円
サントリープレミアムモルツ 香るエール600円
「営業時間11:00~22:00/水休」

高松 こがね

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高松のうまい鍋で一杯ew_icon_a401_202305131521333c2.gif

琴電琴平線瓦町駅から徒歩約4分、高松の飲み屋街に古い風情をもつ鍋料理屋がある。
相当古そうだ。
古い飲み屋を見つけると入ってみたい。
ぼたん鍋と魚料理の(こがね)の暖簾をくぐった。
創業は昭和27年。
高松市内に老舗酒場は数あれども、これほどまでにいぶし銀の魅力を放つ店になると稀な存在だ。
小上がりに腰を下ろしビールをングングング……。
名物の「ぼたん鍋」を注文するとガス台にどんと石鍋を置き、山盛りの具「イノシシ肉、ごぼう、ねぎ、大根、しいたけ、三つ葉、豆腐、餅」が届いて、さあどうぞとなる。
本来の鍋はワンラウンドごとにきれいに鍋をさらい、おつゆだけに戻してツーラウンド。
これを繰り返すのが肝要で、それゆえ鍋奉行が必要となるのだが、ここのぼたん鍋はおつゆが煮たったらすべて投入する。
猟師から仕入れた天然イノシシ肉と最後まで煮崩れしない「ねじむき大根」が特徴だ。
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値段表示は外税。
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揚げ出し茄子800円
にんにく丸揚げ「国産」1200円
天婦ら盛り合わせ1700円
石鍋「ぼたん鍋」4000円
日本酒「地酒」1合600円
ビール「中瓶」700円
「営業時間12:00~14:00・17:00~23:00/休」

十三 季節料理 薗

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ナニワのアテはおいしいでっせew_icon_a401_202305131521333c2.gif

阪急電鉄十三駅東改札口から歩くこと約三分、淀川区第1097号線から入った飲み屋小路に割烹料理屋(季節料理 薗)がある。
店内は手前がカウンター、奥が桟敷席からなる鰻の寝床のような造りで、壁にはズラリと並んだメニュー短冊。
刺身から焼き物、煮物、揚げ物、珍味、さらには棒寿司や巻物といった〆の一品まで揃っている。
届いた玉手箱のようなお通しは酒のアテが詰まり、既製商品を並べるだけではない前菜は立派なコースで、酒量に歯止めが効かなくなる。
すべて一つひとつ手作りした料理すべてを、主人ひとりが手がけるのだから驚かされる。
品書きから選んだ鱧の湯引き「おとし」は「なるほどこれが鱧か」と納得の逸品。
その味は、鰻よりは雅で穴子よりは精が強く、梅肉も酢味噌も合い、主人が手慣れた鱧仕事を見せてくれる。
そして「コレ食べてみて」とサービスで出された「蟹味噌ルイベ」は濃にして厚、絶にして妙なる名品。
まさに究極の珍味だった。
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野菜サラダ880円
カニみそ天ぷら880円
珍味おまかせ盛990円
すし盛合せ1100円
エビス瓶ビール770円
黒龍九頭龍990円
「営業時間17:00~22:00/火・水休」

岡山 酒囲屋本店

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岡山の高級居酒屋の酒肴ew_icon_a400_20230513133445715.gif

岡山電気軌道西川緑道公園電停から歩くこと約2分、桃太郎大通りから入った路地に高級居酒屋(酒囲屋本店)がある。
本日のおすすめは本マグロ、シマアジ、ヒラメ、ハリイカといった刺身から金目鯛かぶと煮付け、尾長鯛煮付け、あこう酒蒸しといった魚料理をラインアップ。
料理の品書きに値段が書かれていない。
また日本酒の品書きが一切ない。
つまり、ここでは日本酒の好みを伝えて選んでもらうか、入り口の保冷庫に詰まる一升瓶を見に行くこと。
岡山の地酒の種類を訪ねると、「私はわからないので店長に聞いてきますと」言われ、従業員が地元の岡山地酒も知らないなら品書きを書くべきだ、と言ってやろうとしたがバカらしい。
入り口の保冷庫を覗きに行った。
いろいろある中から岡山地酒「多賀治」にした。
クイー……。
香りはフルーティーでフレッシュな酒。
選んだ「針烏賊」にぴたり。
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コストパフォーマンスは望めない。
メニューに値段表示なし。
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岩牡蠣ぽん酢
金目鯛あぶり刺
太アスパラ炭火焼き
金目鯛かぶと煮付け
キリン ハートランドビール
キリンウイスキー 陸ハイボール
「営業時間17:00~翌0:00/日休」

徳島 酒肴結 さかぐち

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地元飲食店の店主も通う夫婦居酒屋ew_icon_a401_20230513124005965.gif

JR牟岐線阿波富田駅から徒歩約十分、栄町二丁目北商店街沿いの雑居ビル一階に居酒屋(酒肴結 さかぐち)がある。
「いらっしゃいませ」
若い夫婦がにこやかに迎えてくれた。
カウンター奥の年配夫婦が料理を運んできた奥様に「あらいいの着てるじゃない」と声をかける。
近所の人が気軽に飲みに来る居酒屋っていいな。
今来て隣に座った女性一人は、いかにもほっとした様子で「今日のおすすめ、なに~?」「いろいろありますが、じゃちょっとずつ」と返事をもらって目が合い「いつもこうなの、へへへ」と舌を出した。
ぼちぼちと注文した「トロサバ おろし土佐酢」はトロサバが甘酢の出汁に大根おろしと一緒に浸る。
土佐酢でトロサバの脂気が薄れ、目がさめるようにおいしい。
〆の「白菜の押し寿司」もたいへん良い。
若い夫婦が自分たちの店を実現して奮闘中の姿はまことに初々しい。
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肉厚焼きしいたけ すだちと塩で680円
海老蓮根挟み揚げ880円
鳴門アジフライ タルタルで990円
トロサバ 造里 おろし土佐酢 各1100円
香川 阿波山海550円
徳島 桂華660円
「営業時間18:00~23:00/日・第2・3月休【不定休あり】」

徳島 わかたけ

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徳島で上り坂の居酒屋ew_icon_a401_202305131152167a5.gif

JR牟岐線阿波富田駅から徒歩約15分、両国橋バス停の近くに居酒屋(わかたけ)がある。
料理は「鳴門レンコン天ぷら」「阿波紅とうふ」「いたどり醤油漬け」から〆の「半田そうめん」「おまかせ握り三種~」といった徳島食材のメニューをラインアップ。
いかにも徳島然とした顔ぶれだ。
さらにその日のおすすめが書かれた手書きのメニューに鳴門金時天ぷら、徳島産フルーツトマト、阿波牛色々、阿波尾鶏塩焼き……。
これでは多すぎる。
候補をしぼろう。
そこに出てきたお通し「玉子豆腐」は玉子豆腐とイクラの相性もよく、これには焼酎だな。
焼酎のメニューリストから選んだ鹿児島の芋焼酎「三岳」オンザロックの平易で素朴な飲み口は気持をほっとさせる。
こうなればやっぱり「阿波牛色々」だ。
その「色々」はタタキ、ステーキ、サイコロステーキの三種。
選んだ阿波牛タタキは、うまみに優れた赤身肉で上品な味わいを持ち、口の中でさらりと溶ける。
添えられた薬味で言うことナシ。
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たい酒盗550円
さきいか天ぷら680円
チャンジャ700円
阿波牛色々2400円~
赤霧島680円
百年の孤独950円
「営業時間18:00~翌0:30/日休」

西武柳沢 居酒家 べっしゃん

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50種以上の地酒が揃う居酒屋ew_icon_a401_202305131025001b9.gif

西武新宿線西武柳沢駅から徒歩約10分、西武柳沢駅と東伏見駅の中間、伏見通り沿いに(居酒家 べっしゃん)がある。
屋号の「べっしゃん」は主人のあだ名。
カウンターには常連客が肩を並べ、アットホームな雰囲気だ。
壁のボードには本日の一品がはられている。
この日は桜マスお造り、太刀魚薄造り、鰹お造り、メヒカリ天プラ、月見いわし……等々。
酒の揃えは大変よく、日置桜、雁木、遊穂、扶桑鶴、武勇、黒牛、阿櫻、七田、若松など全国の名酒が揃う。
選んだ「カレイの昆布〆」を醤油をつけず、ワサビ少しで一切れを味わい、次に醤油をつけて次の一切れにと進む。
カレイの飾らない甘みがたいへん良い。
昆布〆は魚の水分が抜けて味が凝縮し、そこに昆布の旨みが加わる。
「醤油をつけなくても味がついてます」と主人は言う通り、せっかく昆布〆にするのだから、この位やらなくちゃ。
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ホルモンニンニク焼き550円
山芋ステーキ明太子のせ680円
水菜のシャキシャキサラダ830円
ピリ辛春雨と豆腐の玉子煮込み880円
赤霧島 芋 宮崎680円
生ビール「中」アサヒスーパードライ750円
「営業時間17:30~翌0:00/月・第3日休」

宇多津 山とも

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究極の手打ちうどんew_icon_a401_20230512144203644.gif

JR予讃線宇多津駅から徒歩約15分、高松善通寺線沿いにうどん屋(山とも)がある。
讃岐うどんの王道とはひと味ちがう手打ちで細いうどんが特徴。
忙しい勤め人にとって、並んでどんどん進む「セルフ」は効率的だ。
スーツ、作業服、老人、おばさん、若者、あらゆる人が黙々とうどんをすすり、ぶっかけうどん、かけうどんに天ぷら別皿、温かいの、冷たいのといろいろだ。
品書きは、ぶっかけうどん、ざるうどん、しょうゆうどん、かま玉「風」うどん、湯だめうどん、かけうどん等々。
「ビール、かけうどん小、おにぎり二つ」
かけうどんは「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」がある。
かけうどん小を「ひやあつ」で注文した。
ひやあつは熱いつゆに水にさらしたうどんで、生温かいかけうどんのこと。
さあ食べよう。
つるつるつる。
細く、腰つよく、きめ細かく、きらきらぷるるんと震えるこれぞ讃岐うどん。
澄んだつゆがおいしく、つゆを追加したいくらいだ。
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かけうどん 小350円
ぶっかけうどん 小360円
湯だめうどん小370円
かま玉「風」うどん 小380円
ざるうどん 小390円
缶ビール330円
「営業時間9:30~14:00/火休」

高松 れんげ料理店

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高松で評判の居酒屋ew_icon_a400_20230512131220951.gif

琴電琴平線瓦町駅から歩くこと約五分、金毘羅街道から入った田町の路地に割烹居酒屋(れんげ料理店)がある。
開店時間の五時半に来たがすでにカウンターには年配夫婦が一組。
その隣に座った。
酒は綿屋【宮城】、石槌【愛媛】、雁木【山口】、春霞【秋田】、亀齢【広島】と、考え抜かれた人気地酒。
その中から香川地酒「悦 凱陣」の冷やで。
「悦 凱陣」は、江戸末期の勤皇の志士、高杉晋作も飲んだと伝えられている。
穏やかな香り、“ごく味”の辛口と称されているが、苦味は感じられず、ほどよい酸味があり、滑らかでやわらかな飲み応えがする酒。
原料米は、香川県産の有機栽培「オオセト」。
これを55%までに磨き上げ、弘法太師ゆかりの満農池の伏流水で仕込んでいる。
この日の刺身盛り合わせはタイラガイ、カツオ、サワラ、イシダイ、アオリイカで言うことなし。
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あさりとズッキーニのバターライス1100円
蓮根と空豆のソテーチーズソース1150円
イカ団子とナスのオイスター炒め1450円
あこうの煮付け1匹2280円
石槌/愛媛県 西条市/石槌酒造950円
悦 凱陣/香川県 琴平/丸尾本店1100円
「営業時間17:30~翌0:00/月休」

西八王子 きん鮨

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イカさば鮪イサキ海老タマゴ蛸かっぱ

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住宅街に知られざる実力寿司屋ありew_icon_a400_20230506134013bac.gif

JR中央線西八王子駅から離れた秋川街道沿いに寿司屋(きん鮨)がある。
ここは場所柄一見客がフラッと立ち寄るような店ではない。
地元の常連が集う寿司屋だ。
そんな、常連にとって大切な空間を守っているのが、二代目主人。
毎朝、市場から吟味された魚が直送され、旬の食材を仕込み始める。
「仕込みをしたり、料理を作ったり、お客さんと話しているのが楽しい」とこともなげに話す主人。
だからこそ、主人が握る寿司がうまくないわけがない。
ガラスケースにはぴかぴかの魚介類が詰まる。
届いたちらし寿司は、酒を嗜む人も、シャリの上の魚をあてに充分楽しめ、そのあと鮨で腹を満たせる、おとなの男を唸らす優れものである。
種は、日によって魚の善し悪しを吟味し、その日最高のものを出す姿勢がある。
客足の少ない13時過ぎ、カウンターに腰をおろし、主人の手仕事に魅入られながら、手際よく作られたちらし寿司で酒を飲んだ。
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並寿司1300円
並ちらし1500円
上寿司2000円
上ちらし2200円
緑茶ハイ550円
瓶ビール「キリンラガー」800円
「営業時間11:30~14:00・17:00~23:00【日・祝】11:30~23:00/木休」

すすきの 食と酒 ゆずまる。

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焼き鳥を頬張り酒をあおるすすきのの夜ew_icon_a400_20230505115915b64.gif

札幌市営地下鉄南北線すすきの駅から歩くこと約2分、すすきの五条メイプル通り沿いの雑居ビル4階に焼き鳥居酒屋(食と酒 ゆずまる。)がある。
新鮮な海の幸ばかりが、北海道の肴ではない。
壮大な自然を持つ知床半島で飼育されている北海道のブランド鶏・知床どりをツマミに、焼き鳥居酒屋(食と酒 ゆずまる。)で一杯やることが出来た。
北海道の大自然のもと、飼料にこだわり、水にこだわり誕生した鶏肉だ。
野性味を残した健康な鶏だと、味にしっとり感が出て旨味が増すらしい。
炭火でじっくり焼き上げられた「知床鶏串 塩」は炭の香ばしさがほんのり、やがてあっさりとしたうま味が後を追う。
知床どりは、飼料に海藻粉末や道産小麦、道産飼料米に道産ホタテ貝粉末などを混ぜ与えるためコスト高はやむをえない。
それでも、この知床どりを食した客は、恍惚たる客の表情になる。
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アスパラベーコン串275円
ラム肩ロース山わさび串385円
野菜スティック酢漬け 柚子胡椒添え440円
ツナとブロッコリーのピリ辛ハニーマスタード和え550円
サントリー角瓶550円
だいやめ「芋」660円
「営業時間18:00~翌3:00/日休」

すすきの 海鮮炭焼処 とら太

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北海道のうまいもんが勢揃いew_icon_a401_20230505111229eb2.gif

札幌市営地下鉄南北線すすきの駅から歩くこと約3分、すすきの五条メイプル通り沿いの雑居ビル8階に海鮮居酒屋(海鮮炭焼処 とら太)がある。
品書きにうまそうな海の幸が揃う。
釧路・活〆真ホッケ、函館・本鮪、根室・塩水ウニ、積丹・活〆サメカレイ、岩内・とろにしん、小樽・タコ足、高知・活〆かんぱち……等々。
これは良さそうな店だ。
ややこしい料理はいらない。
とれたての刺身で一杯やるのが旅の酒の楽しみだ。
新鮮さが最高の魅力。
まずは厚岸の生カキをつるり。
これはうまい。
カキもいろいろだが、厚岸のカキが日本一。
圧巻は羽幌のボタン海老。
身は気品ある香り、味噌のどっしりしたコクはクラクラするほどうまく、陶然となることうけあいだ。
ボタン海老の新鮮あればこそで、もう二本お代わりした。
酒飲みがここまで旅する意味を、このボタン海老一本でわかってもらえるだろう。
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飲み物メニューの値段表示は外税。
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猿払 活ホタテ刺980円
釧路 活〆真ホッケ980円
旬菜と活貝の酢味噌980円
苫小牧 活ホッキ刺1280円
レモンハイボール480円
千歳鶴 辛口680円
「営業時間17:00~翌0:00/日・祝休」
プロフィール

居酒屋伝道師

Author:居酒屋伝道師
成熟した時をむかえ、ほんの少し贅沢を楽しみたい……。
このブログは、そんな大人の楽しみを探求していきます。

あくなき情熱をもってここに極めん酒場道。 北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで、正しき酒場を求め巡った全国47都道府県。 流浪の旅はまだまだ続く! 同じ店は二度紹介しません。 記事数は紹介店舗数です。 カテゴリからお探しのエリアの過去記事を参考にしてください。 但しリピートして修正はします。 閉店した店は、閉店確認後に(閉店)と修正します。

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